この曲を聴け!
Living and Dying / In Trance / SCORPIONS
名無し ★★ (2001-12-26 00:14:50)
この曲を聴くたびに、さまざまな光景が頭に浮かびます。
鬱蒼としたゲルマンの森、70年代のATG映画の一場面、夕暮れ時の図書館でオレンジ色に染まる本の背表紙、夕暮れ時の美術室でオレンジ色に染まる塑像やスケッチ、雨の中の神田の古書街、暗い部屋でぼんやり輝く水晶球、大学ノートに鉛筆で書かれた少女の遺書、学生運動の集会、場末の歓楽街の埃まみれの電飾看板、とうに過ぎてしまった学園祭のポスター…。暗いとか前向きじゃないとか、そういうありきたりの言葉では言い表せない、何ともいえない雰囲気をもった曲だと思います。
しかし、断じて今の時代の空気ではないでしょう。この曲に限らずウルリッヒ・ロートが在籍していた頃のスコーピオンズの曲は皆、なんともいえない雰囲気をもっていたように思います。変なコメントで申し訳ありませんでした。的確に語りたいと思うのですが、どうしてもいい言葉が見つかりません。でも、昔のスコーピオンズのアルバムは全部好きです。