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GOBLIN

Oフレット ★★ (2003-01-21 03:10:00)
いくら非H/Mといっても、なんで GOBLIN があんの?(ホントはめちゃ
うれしい) まあナントカ GOBLIN を知っている人でも殆どが「ゾンビ」
と「サスペリア」のサントラで微かに触れた程度だと思いますが。
では、 GOBLIN について、あらすじだけ。
時代は1970年代前半まで遡ります。 恐怖サントラ専門バンドのように受け
取られがちですが、GOBLINという名前でアルバムをリリースする前に「CHERRY
FIVE」というバンド名で、当時人気のあったプログレ(英)を取り入れた
イタリアン・ジャズ・ロックを演奏してました。 ですから、テク事態は十分
持ち合わせていたわけです。数曲歌のある曲もあります。この頃の方が80年代
の彼らのサウンドに近いかもしれません。そして、1974(5)年に「ダリオ・アル
ジェント」監督に邦題「サスペリア2」のサントラの依頼(ホントは手直し)
を受け、ホラー映画のサントラを担当するのだからという事で、グループ名を
GOBLIN と改名したのです。 つまり、「サスペリア2」は「サスペリア」
がヒットした為に、アルジェント監督の前の作品をムリヤリ引っ張ってきて
2 としてメジャーリリースしたわけで、オリジナルは「Profondo Rosso」
というアルバムです。 その後1976年に名作「Roller」をリリース、1977年
「Suspiria」、1978年に「Zombie」、そして同年にリリースをした「マーク
の幻想の旅」で、全盛期?オリジナルメンバーの時代は終わります。
その後も、アルバムはリリースしてますが、鳴かず飛ずになってしまいます。
GOBLIN といえばどうしても、サントラ、恐怖サウンドのみが強調されてし
まうのは仕方がない事なのですが、私がハマッタのは混沌とした中に潜む
「甘美」ともいえる美しさをミックスさせる事に長けている事です。
それは、闇と美を交互にサンドイッチさせるミックスではなく、巧くブレンド
させているというところです。 今、サウンド(歪み)や、勢いのみを売りに
いるバンドも多々ある中で、インストでいかにその曲のテーマをリスナーの
頭の中で、見せられるか。 という工夫には、素晴らしいものがあります。
それは、唯一サントラでは無い(ポイけど)「Roller」で堪能する事ができ
ます。