この曲を聴け! 

X JAPAN
Metropolis ★★ (2002-05-08 23:30:00)
バロック~ロマン派までのクラシック・ミュージック、アート・ブレイキー、サッチモあたりのJAZZを素地に持ち、THE BEATLESファンで、ブルージーなブリティッシュ・ロックが好きで、かつ様式美をこよなく愛し、プログレマニアでドラマチックな楽曲に身を浸しながらもラウドでルードでダイハードな、でも、密かに演歌も好きでひばりさんをカリスマにしているDTお馬○さんMetropolisは、ある意味では気難しいメタリストだ、と慚愧の念が絶えない。
ドメスティック・アーチストには、とことんキツイし、ミュージシャンに過剰なまでの期待(妄想ともいう)を叩きつけ、過去、再結成DEEP PURPLEを「アル中金欠男=ギ○ン救済の史上最低のプロジェクト」とこき下ろし、「ブラック・アルバム」でMETALLICA、「ダリア」X-JAPANと絶交し、「AWAKE」を購入3時間後に中古に売り払うといった暴挙をしでかす、暴走野郎だ……。(泣)
でも別れた今も密かにX-JAPANを愛している。
マスコミを介しての「メタル蔑視叩き発言」を聞いての「Death to POSER!!」の捨て台詞は今も変わっちゃいない。
だが、そんな感情論を無視しても、いいメロ書いた。スノッブなところが目に付いたがYOSHIKIは類稀なるセンスを持っている。
リッチー師匠、JPのKK、グレン御大、ペトルーシ、ポートノイ兄貴との比較論はするだけ野暮だが、素晴らしいレベルにあった。これは今でも否定はしない。
「メジャー化」これは諸刃の剣だ。
メタルを利用しただけの「Faulse Metal」か、実験を繰り返し拡散をしながらも鋼鉄の魂を保ちつづけるリアルメタラー、ハードロッカーであるかがこのメジャー化となるリトマス試験紙である。
貧困のうちに、成功とは無縁なまま生涯を終えながらも妥協を廃したアマデウス・モーツァルトになるか、「時の人」として生涯を終えながらも「流行音楽家」として葬り去られたサリエリとなるかが試されている。
Xがモーツァルトかサリエリかという例えは自分でも滑稽に思うが、「芸能人」を選んだ選択に対しては断固「NO」だ!
しかし彼らが残したあのイントロ、サビ、エンディングには「I love it」である。複雑なX論を展開してしまったが、ここはヒマな人だけ読んでくれたらいい。

→同意