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Makin' the Point / FRANKE & THE KNOCKOUTS
火薬バカ一代 ★★ (2009-09-29 21:23:00)
アメリカはニュージャージー出身で、フランク・プレヴァイト(Vo)率いる5人組AOR系バンドのラスト作となった、
'84年発表の3rdアルバム。(ジャケットがBAD COMPANYの『STRAIGHT SHOOTER』と似てる?)
日本のHR/HMファンの間では、BON JOVIのティコ・トレース(Ds)が一時在籍していたバンドとしても知られ、
また、そのBON JOVIのデビュー作に収録されていた名曲“SHE DON'T KNOW ME"と異名同曲である
“YOU DON'T WANT ME(LIKE I WANT YOU)"が収めれている事でもちょっぴり話題を呼んだ本作。実際ここで
聴く事ができるのは、初期BON JOVIをグッと洗練して産業ロック寄りにしたかのような極上のハードポップ・サウンドで、
キャッチーなメロディを歌う張りのあるハイトーンVo、胸に染み入る叙情フレーズを積み重ねていく味わい深いG、
時に華やかに、時に劇的に曲展開を彩る本編の影番たるKey、そして卓越したアレンジ・センスが「これでもか!」と
堪能できる収録楽曲の数々は、捨て曲皆無なのは勿論のこと、全曲がすぐにでもシングル・カット出来てしまいそうな
強力なフックを装備。中でもバラード④は、その最高峰とでも言うべき極上の魅力を放つ逸品に仕上がっている。
一昔前、雑誌の「産業ロックの名盤特集」で5つ星の高評価を受けていたのも大いに納得の行く1枚。
自分はFRANKE & THE KNOCKOUTSのアルバムはこれしか持っておらず、元DREAM THEATERのチャーリー・ドミニシが
バッキングVoとして参加しているという1stや、2ndアルバムも聴いてみたいのだが、かなりのプレミア価格が
付けられており、再発が掛かるまでは無理っぽいなぁ、と。
→同意