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エンジェルハイロウ / 六弦アリス
Usher-to-the-ETHER ★★ (2007-08-17 23:47:00)
2007年発表の3rd。
今回は1500円…やっと価格が適正になりました(笑)。
収録時間は今までとそう変わりませんが、それでもこの内容なら格安と言えると思います。
音楽性は前作、前々作同様トラッドやシンフォニックロックからたっぷりと滋養を
吸い上げながらもポップさも兼ね備えたものですが、今回は「生」や「命」を題材とした
深遠なコンセプトがあるせいか、混声合唱団まで使用したスケールの大きなサウンドに。
勿論今まで通り、日本のポップス界でも最上級と言っても過言ではない泣きメロや、
フレーズの一つ一つにセンスを感じさせる卓越したアレンジも健在。
今回はコンセプトや作曲の面でもヴォーカリストの櫻井アンナさんが貢献しており、
ユニットとして更に強固なアーティストになったのではないでしょうか。
その彼女のヴォーカルですが、今まで以上に自信に溢れた魅力があるように思います。
でもアクセントの箇所を少しシャウト気味にしたりとか、語尾の吐き捨て方とか、少し
JANNE DA ARCを意識してる?その歌い方がロック系の曲調に合っており、かっこいいです。
また「祈り」では声質を生かした綺麗な歌声も披露。でも、彼女の素晴らしい所は表現力が
あるのは勿論、六弦アリスの音楽性と声質や歌い方がマッチしている事かもしれません。
クーラーも効き辛いような、クソ暑い夏の合間に発売されたこの作品。
相変わらずの迸るような才気に寒気を覚え、ちょっとは涼しくなった人もいるのでは(笑)
今作も、前作同様メジャークラスの作品…と言いたい所ですが、逆に失礼かもしれません。
最早六弦アリスの曲はメジャー以上の質なのが当り前みたいになってますから(笑)

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