この曲を聴け! 

Aurora Consurgens / ANGRA
bobopapa ★★ (2006-11-15 13:51:00)
「前作がコンセプトアルバムだったので新作はシンプルに行く」というのはメンバーのインタビューなどで聞いていたのでどう仕上がったのか期待して聴きました。①はブラジルの躍動するパーカッションリズムで始まりそれを引き継いでギターでガツッと来たときにもうやられました!すばらしいアルバムです!アンドレのいた1stはクラシカルですばらしいアルバムでしたが、2ndではブラジルバンドらしいリズムが強調され、それはそれでとても熱く、心地よいものでした。3rdではアンドレの高音がひっくり返る歌い回しがいいかげん気になりしばらくアングラから気持ちが離れていましたが、4thでエドゥがVoとなり期待を込めて聴きましたが、正直Voが弱く、曲も1stをなぞっているだけに感じ、強烈な印象はありませんでした。もう、あのCARRY ON
的名曲を求めるのは無理かと。それが前作ではエドゥのVoも高音ばかりでなく力強い表現が聴けるようになり、曲もブラジルバンドとしての個性あふれる魅力的なものとなっていました。そうして迎えた今作、私が今のアングラに求めるもの、ズバリそれが表現されていました。躍動するリズム、複雑でありながら最後まで飽きさせず魅了する曲展開、メンバー一人ひとりのテクニック表現力の高さ。ブラジルバンドとしてのアングラの強烈な個性を前作に引き続き感じさせるアルバムです。皆さんのコメントにもあるように私もアングラに「CARRY ON」的なクラシカルな名曲を求めたくなる気持ちもありますが、今の新生アングラはこれで良いのだと思います。素晴らしいです。(でもこれがまだ疾走曲ばかりに耳が行っていた頃の数年前の自分だったら、こうは思えなかったかも知れませんね)2月のLIVE楽しみです。
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