この曲を聴け! 

13 / BLUR
クーカイ ★★ (2005-09-25 00:04:00)
ERORINさんには真に申し訳ないのですが、すみません、書き込みが止まらなくなってしまいました。
本作は'99年発表。6thアルバムです。
個人的にこの時期非常に苦しい思いをして生きていましたので、思い出深いアルバムです。
前作はそのあまりの暗鬱さに、今でも冷静に聴くことが難しいのですが(といっても嫌いではなく、むしろ好きなのですが)、今作はいきなり1曲目「TENDER」に救われました。
TENDER
さあ、ほら、こっちだ。乗り越えよう。
来いよ。来いって。こっちだよ。
俺達が持っているもので最も尊いのが、愛だ。
俺はあの感触を待っている。
待っているんだ。あの感じを。
あの感じが訪れるのを。
この曲を作る前に、デーモンは恋人のジャスティンと別れたらしいのですが、それをこんなに優しく、感動的な楽曲に仕上げたのは恐れ入るアーティスト魂です。2曲目以降は5thの延長線上にある曲(アートポップ、あるいは少々無愛想な実験ポップロック)が多いので、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、この冒頭の1曲の存在だけで、私は本作を名盤と評価したいと思います。

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