この曲を聴け! 

Weltanschauung / NOKTURNAL MORTUM
Usher-to-the-ETHER ★★ (2005-08-09 22:08:00)
2005年発表の4thアルバム。
前作の発表は99年だから…約6年振りってこと!?
去年このバンドが沢山の作品を再発したのはこの為の伏線だったんでしょうか。

音楽的には前作同様、時折挟まれるお祭り的な民族音楽パートが楽しく、それでいて切ないブラックメタルなんですが、前作の不満が解消され、丸くなったという意味ではなく聴きやすくなったように感じます。音質も良いとは言えませんが、低音の「ガーー」が無くなった為、曲を集中して楽しむ事が出来るようになったと思います。

それに加え、ギターも平坦リフは多いですが、ところどころはっとするような叙情メロディのリフも弾いていて、聴き手を飽きさせるといったことは全くありません。疾走感があるパートが大幅に減り、大らかさや貫禄を感じさせるパートが増えた事や、一曲ごとにインストを挟んで進行していくアルバム構成も前作と異なるポイントですね。

ただ、歌入りの曲は6曲で、しかもそのうち3曲が「The Taste Of Victory」と被るのがネックになっているかもしれません。それと、歌詞を読むと「ヴァルハラ」「ラグナロク」の概念が取り入れてあったり、リスナーへのメッセージ(?)のような所に「ヴァルハラで会おう」みたいな事が書いてありましたが、NSから北欧神話に傾倒したんでしょうか…?詳しい方解説をお願いします(笑)

ちなみに、初回限定1000枚はA5ケース付きで、正直言ってかさばります(笑)
でも通常盤、店頭で見た限りではタイトルや曲名がウクライナ語ぽかったので、英詩のものが欲しい方は急いだ方がいいかも。(でも通常盤、歌詞どうなってるんだろ?)

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