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Doomsday Machine / ARCH ENEMY
GIHALA ★★ (2005-08-10 10:22:00)
前作はどうしても好きになれなかったので、あんまし期待せずに買いました。
でも、全然イイですね、コレ。
ワタシはヨハンがいた頃迄の作品群に思い入れが強いのですが、
今作で聴かれるスタイルは、最早完全に別モノと言ってイイのではないか、と。
前作で提示された、硬質でモダーンな感触のリフやら音質。
コレが今作では、このバンド最大の売りだったアモット兄弟のリードプレイと、無理なく『噛み合ってる』。
(『溶け込んでいる』ではないってトコがミソ。)
まあ、そのリードプレイの質にしても、以前のような「これでもかとばかりに泣かせにかかる」感じではないですケド。
プリーストに例えると、
ヨハンのいた頃が、「70年代」、
前作が『BRITISH STEEL』、
今作が『SCREAMING FOR VENGEANCE』といったトコロじゃないでしょうか。
アンジェラのVOは…まあ、表現に「幅」は出て来たと思います。
といっても、感情表現的なモノとは違いますね。
あくまでも、音としてのヴァリエーションを増してきたカンジ。
今のバンドのスタイルにはコレで合ってるんじゃないか、と。
とにかく、以前のARCH ENEMYはもうココにはいませんが、
この水準の高さで、充分個性的なスタイルを完成させたのですから、コレを否定する理由は有りますまい。
というコトで、今後にも期待です。

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