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Octavarium / DREAM THEATER
WILK ★★ (2005-06-08 01:40:00)
8th。
徹底的にヘヴィな姿勢を貫いた前作とうって変わって、②や④に代表されるポップなバラード、①⑤⑥のようなヘヴィな疾走曲、そして大作の⑧と非常にバラエティに富んだ作品。
今のところ、①③⑥⑧がお気に入り。
今作は全編通してラブリエの歌唱が非常に多く、やや暴走気味だった楽器陣とのバランスが取れた気がするし、ラブリエのヴォーカリストとしての成長が伺えるので、ラブリエの歌唱が好きな人は気に入るだろう。
ただし、5、6回聴いただけで判断するのはどうかと思うが、楽曲の練りが少し足りない印象。
例えば、今作の②や④などは『I&W』の②や④を意識してるのだと思うが、楽曲の質としては後者の方が断然上。どうもラブリエに頼りすぎてる気がしてしまう。
今のところ、前作、前々作よりは好きなのだが、もう少し作りこめば『I&W』や『MP2』のような"超名盤"になり得たと思うので、少し残念な気もする。
聴き込んで印象が変わると良いが。
(勿論、買って全く損はしない。"良盤"だとは思う。)
ただ、この路線は良い選択だ。
この路線を突き詰めていけば、ケヴィン脱退後のDTにもどかしさを感じている人をも納得させる作品が出来ると信じている。作曲に時間を掛けて圧倒的なキラーチューンを求めたい。
でも、次作はコンセプトアルバムになりそうな予感…。

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