この曲を聴け! 

NEVER SOLD OUT / LUNA SEA
ふぁうすと ★★ (2005-01-02 01:10:00)
2枚組、12×2の24曲入りライヴアルバム。1989年5月29日に初ライヴをしたLUNA SEAが、1999年5月29日に活動10周年を記念してリリース(大規模野外ライヴ「CAPACITY ∞」と同じ日)。ちなみにライヴアルバムでリリースしたのはこれだけ(DVDなどはもちろんリリースされていますが)。
10周年記念ということでのファンサービス的な意味合いは、過去のライヴ録音からも曲を選出しているところに感じられる。また、1枚それぞれがライヴの流れを意識した選曲と曲順になっており、それぞれで12曲の1時間ライヴを追体験出来る。また、選曲はインディーズ時代の曲から『SHINE』までで、初期のライヴでの演奏も聴くことが出来る。特に全盛期の『MOTHER』『STYLE』期のライヴは観客までも勢いが違う(『SHINE』期のライヴも演奏は相変わらず上手いが、RYUICHIの歌声が変わったせいか、曲によってはどうも迫力に欠ける気がする)
また、ライヴだけでの構成、たとえば観客によるSILENT NIGHT(きよしこの夜)の合唱の後にMOONを演奏、というのもしっかり収録されている。これはファンならずとも聴いて損はない(てか、このページを見ている人は7割方ファンだろうw)。
た・だ・し……
観客の声は編集して違うライヴのものでも自然に聴けるようにはなっているのだが、歓声がフェードイン~フェードアウトする曲がいくつかあって、少しばかりクールダウンさせられてしまうのが難点。ラストの方の曲はアンコールだと思えば、ステージから下がって再びステージに上がったものと許容出来るが(むしろ効果的!?)、中盤の曲にクールダウンは……(ある曲に至ってはフェードアウトどころか……えぇっ!?)
選曲の問題は「個人的には、この曲が入っていないのが……」というのも1、2曲ほどある。が、だいたいのベストアルバムやライヴアルバムがそうなので、自分はあまり気にしない。むしろ1、2曲程度に抑えた上でライヴ構成を再現したのだから、上出来の作だと思う。
LUNA SEAというバンドはライヴあってのバンド。難点も書いたが、聴いてもらいたいのが本心。中古屋やレンタルで入手、というのでも構わないと思う。余裕のある人は、数あるライヴ映像(DVD、VHS)の方も。

→同意