オリジナルはBOB DYLANが1970年10月にリリースした11th"New Morning"収録曲。ディランはアルバム制作前にGEORGEとセッションを行い、その中からこの曲のアレンジを変え"新しい夜明け"に収録。ジョージも自前バージョンを同じく'70年11月リリースの3枚組3rdアルバムに収録したという流れです。ジョージとしては当時の妻PATRICIAを思いながら歌ったのでしょう。更に翌'71年にはOLIVIA NEWTON JOHNのメジャーデビュー曲となったことでも有名ですね。3バージョンどれがベストかを問うよりも三者三様それぞれの味を楽しむのが宜しいかと。
ビートルズ解散後、ジョージ初のソロアルバム。何と当時レコード3枚組(1枚はジャムセッション収録、おまけ扱い)で発表。 レノン&マッカートニーという2人の天才のために、自作を発表する機会を与えられなかったビートルズ時代のうっぷんを晴らすかのようなボリューム。 しかも全米・全英ともにナンバー1という大ヒットで、「解散して1番得したビートルズ」とまで言われるように。 最初聴いたときは正直地味かなぁ、と思ったりしたのですが、鑑賞するうちに自分の耳が腐っていたことに気づきました。 上の方が言っておられるように、クラプトンのギターとスペクターのアレンジは出色。 本当に大作にして名盤だと思う。 個人的にはISN'T IT A PITYが2つのバージョンとも最高かと。
今までジョージのソロ作品は全く聴いたことがなかったのですが、なんとなく買ってみたら驚きました。めちゃめちゃカッコイイではないですか!レノン=マッカートニーの影に隠れていた才能が爆発したんでしょうか。 曲のクオリティが高いだけでなく、クラプトンのギターもおいしいし、フィル・スペクターもいい仕事してます。 特にアップテンポのWHAT IS LIFEとAWAITING ON YOU ALL、爆走インストPLUG ME INがお気に入りです。