1994年6月1日にトイズファクトリーよりリリースされた5th Single。
作詞・作曲:桜井和寿 編曲:小林武史 & Mr.Children
日本コカ・コーラ「アクエリアス ネオ/アクエリアス イオシス」CMソング。
当初の仮タイトルは「innocent blue」であり、歌詞は「Replay」のようなラブソングに磨きあげる方向で、歌いだしも「少しだけ疲れたなぁ」であった。イントロのメロディーは田原によるものである。
この曲に関して小林は「CROSS ROADは桜井がデモを持ってきたときわりとすぐできたんだけど、この曲はなかなか完成形が想像できず時間のかかった作品だった」と語っている。
恋愛感情よりも客観的な風刺を織り交ぜたメッセージ性の強い最初の楽曲になっており、曲はすぐに完成したが歌詞がなかなか完成しなかった。小林はこの曲がMr.Childrenのターニングポイントになると考え、桜井の作ってきた歌詞に「ありきたりの詞じゃなく、今の桜井だから歌えるものを」「絶望の先に希望を見つけるんだ」など数回ダメ出しをした。桜井は歌詞を悩んでいたが、車の中で思い浮かびすぐに車を止めてメモを取った。「blue」を「world」に変えたのは小林の提案である。
桜井は当時の雑誌インタビューで「innocent world(無垢な世界)がいいな、憧れるな、ではなく、時にはそういうものと別れてしまう場面もあるわけで・・・」という趣旨の発言をしている。
歌詞中には英語表記ではなく「イノセントワールド」になっている。音楽番組では「innocent world」と紹介されるが、主に文献やカラオケでは「イノセントワールド」と表記される。
ミリオンセラーとなったシングル曲では「名もなき詩」「終わりなき旅」などと共にライブでは頻繁に演奏される。ライブで披露される時は1番を全て観客に歌わせる場合が多く、以前はアンコール待ちで観客がこの曲を歌って待つというパターンもあった。
チャート最高順位
週間1位(通算2週、オリコン)
1994年度年間1位(オリコン)
登場回数41回(オリコン)
オリコン歴代シングルランキング26位