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BORN TO FIGHT (1986年)
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BORN TO FIGHT
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解説 - BORN TO FIGHT
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1. 失恋船長 ★★★ (2015-09-14 13:35:37)

荘厳なイントロに導かれ目の覚めるようなシャープさが疾走する①の「Run Too Fast」で幕が開ける4th
。続いての②「Still Got Time 」では今までにない唄を聴かせるポップな曲を披露、いよいよ狭いイタリアを飛び出しメジャーシーンを意識したのかと伺わせるような歌曲を放り込み幅広い音楽性を披露しようと準備しているのが窺い知れますね。⑥ではパープルのカヴァーを披露、インストナンバーの⑦「Ridge Farm」とイタリアのパープルと呼ばれるのに相応しいアレンジと腕前を見せつけ、よりソリッドでシャープな現代的アプローチがカッコイイ。惜しむらくは全般的にハモンドのボリュームが下げられ高らかに裏で鳴りまくるあの音が大好きな身としては少々物足りないのだが、それでも随所に効果的なプレイとフレーズも持ち込にバンドの生命線たる魅力は失われていないので嗜好の問題でしょう。リズム隊のアンサンブルも今まで以上に屈強なスクラムを組みキーボードとメタリックなギターとの絡み、それは本当に興味の尽きないセンスと緊張感溢れる熱の籠った名演の数々なり、聴き手の好奇心を掻き立てるでしょうね。個人的には前作よりも地味な印象を受けるし、全般的に様式美色を捨てシャープなキレと無駄を削ぎを落としたアレンジに比重を置き、その分アクは薄まりポップでストレートな面も増えましたが、ギターのタイプは違えど後期レインボー的な要素もチラホラ感じられ、やっぱりイタリアのパープルと呼ばれるのに相応しい一枚だなぁと痛感させられますね。メタル一筋○○年、彼らを知ったのは3~4年前、ヘヴィメタルの奥深さに身震いします。本当に興味は尽きないな。



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