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Never Die (2024年)
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Never Die
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解説 - Never Die
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1. 失恋船長 ★★★ (2024-06-29 04:34:50)

アメリカ産の正統派メタルバンドがリリースした3枚目のアルバムということなのだが、全員出身地が諸外国、ドラムはインド、ベースはナイジェリアとギターとメインシンガーの女性はウクライナ、そして前作まで歌とギターを担当していたカルロス・モリーナはチリ担当というスーパー多国籍軍がバンドを結成、よく分かりませんが別々の場所で録音してミックスしているのかなぁ?などと考えさせるほど、SNSなどを通じて結成されたバンドのように感じますね。
そのメンバー構成が生み出すサウンドは、おおよそアメリカとは無縁の欧州スタイルの正統派サウンド。だが、田舎くさいNWOBHMとも違うのだが、洗練されすぎないオーセンティックなサウンドは、どこか懐かしさがあり、個性を引き換えに安定感のあるサウンドを呈している。
高速道路と訳せるバンド名だと、もう少しイケイケノリノリのスピードメタルを想像するのだが、そこまで過激ではない。

今や主流となるグロウルも登場しない古典も古典のサウンド、レーベルはStormspell Recordsだが音質的なマイナスもなく現代のテクノロジーの発達には舌を巻くばかりだ。CDのプレス枚数の少なさ。それは彼らがマイナーな存在だが、それだけではない。
もはやCDを購入する文化を大切にするのは発展途上国になった日本くらいだろう。こういうマイナーなバンドがリスクを犯す必要がない、それだけに容易に音源をリリースする環境が生まれた。そして我々は簡単に世界中のマイナーな音源に触れる環境と手に入れた。
二昔前ならば、まず聞くことのなかったバンドだろう。感謝しかない。

無難だ画一的な面もあるが、それでも、古典が好きな人には一定の需要があるだろう。ありそうでないサウンドでもある。癖がないのも問題だ、そつのない演奏も個性を鈍らせる、実に難しい。ガンズみたいに下手なバンドでも、自分たちにしかない音があることは何よりも素晴らしい。
しかし、このバンドが目指す方向性にブレはない事は賞賛値する。こういう音はなくしてはいけないジャンルですよね。



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