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AGAINST THE WINDS (2024年)
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AGAINST THE WINDS
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解説 - AGAINST THE WINDS
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2024-04-18 00:14:25)

今やJOURNEYと並んでディーン・カストロノヴォ(Vo、Ds)のメイン・ワークとなったプロジェクト、REVOLUTION SAINTSが'23年に発表した5thアルバム。
ディーン以下、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ(Key)、ジョエル・ホークストラ(G)、ジェフ・ピルソン(B)という顔触れに変化がないとはいえ、前作『EAGLE FLIGHT』リリースから僅か9ヵ月のブランクで新作登場というハイペースな活動っぷりには吃驚ですよ。これはプロジェクトが勢いに乗っている証なのか、単なる粗製乱造か、どっちだ?…と若干の不安を覚えながら再生ボタンを押したのですが、聴き終えてみると、どうやら前者であることが判明してホッと胸を撫で下ろした次第。
要所にアップテンポの楽曲が配された本編は、メロハー路線に大きく振られた『EAGLE~』から再びHR方向に揺り戻しが図られている印象で、正直収録曲のクオリティに関してはややムラが感じられなくもないのですが、それも飽くまで傑作だった前作と比較しての話。アレッサンドロ陣頭指揮のもと、OPナンバーにしてアルバムの完成度を確信するに十分な表題曲①、マイケル・パレス提供のフックに富む哀愁のハードポップ②、ジョエルのGも活躍する爽快なHRナンバー③(URBAN TALEのメンバーが作曲に関与しているじゃありませんか)…と、相変わらず並のバンドを寄せ付けぬクオリティを誇っています。中でもイントロから強烈に泣きまくるバラード⑦は、シンガー:ディーンの熱唱と相俟って本年度ベスト・チューン候補として眩い輝きを放つ名曲ですよ。
プロジェクトの盤石ばりを知らしめるに十分な、ド安定の1枚。



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