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BREAK OUT (1982年)
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BREAK OUT
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解説 - BREAK OUT
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2014-12-16 23:28:43)

ドイツ出身で名前が「トランス」だなんて聞くと、クラブでドンツクドンツク流れてるダンス・ミュージック演ってる連中のように思えますが、ジャケットを開いて見れば、ヒゲ面&皮ジャンという、ルックスから服装までオシャレ感ゼロのメンバーが雁首揃えていてホッと一安心(?)。
彼らが奏でるのは、泣きを通り越して、時に「嗚咽」レベルにまで達するメロディのフィーチュアされた、ウリ・ロート時代のSCORPIONSからの影響も濃厚なHRサウンド(もしかしてバンド名も『IN TRANCE』を参考にしたのでは?と)。そう思って聴くと、ローター・アントーニ(Vo)の塩っ辛いことこの上ないハイトーンも、どことなくポリープ手術前のクラウス・マイネに通じるものがあるようなないような・・・。
軽快なOPナンバーこそ平凡な印象ですが、まるで演歌の如き②で「おぅっ」と鼻面を掴まれると、後はポップな曲調に乗せてGが泣きまくる④、哀愁とキャッチーさが見事な融合を見た⑤、そして一音入魂のGソロで涙をカツアゲされる⑥といった、憂愁渦巻く名曲の数々で完全ノックダウン!ってな按配。
後の作品に比べると未だHM度はそれほど高くないのですが、日本のHR/HMファンにも猛烈アピールするメロディ・センスは既に健在ゆえ、泣きメロ好きなら避けては通れない名盤かと。




2. 失恋船長 ★★★ (2016-02-10 11:28:27)

泣きのメロディとクラウス・マイネ、インフルエンザに掛かるな歌声がなんとも泣かせる名曲『Confession』がエエですね。初期スコーピオンズやアクセプトにも通ずる叙情的な泣きとポップフィーリングを生かしたジャーマンメタルを披露、1stということで垢抜けない面や攻撃性を残しつつも煮え切らないメロディとキャッチーさとの噛み合わせの悪さがやや気になるものの、ハマった時は理屈抜きにカッコいいと思わせる渋さがありました。なんと言っても欧州産ならではの泣き、徹底した湿り気と哀愁を塗した音色に胸キュンさせられますね。咽び泣く④に悶絶、スコーピオンズ印満載の⑤など、今では聴く事の出来ない往年のサウンドにやっぱり泣かされます。ヴォーカル、演奏と荒削りな面はあれど、高いポテンシャルを持て余し、燻り今にも破裂しそうなムードが好きでしたね。分かりやすいスピードナンバーがないのが、ライトリスナーには取っつきにくいのかも知れませんし、古臭い音かもしれませんが、②④⑤⑥⑨で聴ける透き通るような繊細さとロックのダイナミズム、そして猛烈な泣きの世界を堪能してもらいたいですね。


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