冷たい残響音とスローな曲調に濃密な悲愴感漂う雰囲気が素晴らしい。まさに氷の世界のような音。バフバフいうバスと割れ気味フィードバックノイズが結構ポイント高い。 ケージ(無音の作品を作った人)のマネなのかどうか知らないが、無音時間をワザと挿入する手法は結構巷に蔓延してて、もういいよって感じで、最初コレを聴いた時もそう思った。 しかし、部屋を真っ暗にして心を無にして聴くと、徐々に綻びながら無音空間に消えていく様がツボにハマる。そして、次のトラック~a life for mineが、無音から徐々に生気を取り戻すかのように進行していき、結構良いな、と思った。