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Bigg Mouth
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解説 - Bigg Mouth
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2023-06-20 12:35:05)

1995年に日本国内のみでリリースされた一枚。アメリカのバンドらしいのですが、当時の時代背景を飲み込みつつもダイナミックなアメリカンロックはメロディもしっかりとあるので、日本人の耳に馴染みやすいだろう。ある意味、個性不足というのか先人達の影響下にある、ストレートなサウンドは当時としてもやり過ぎ感が強く、もう少し個性を出して来いよと言いたくなります。イケメンシンガーによるワイルドでセクシーな歌い回しも懐かしいので、80年代後半から90年代に掛けてのメインストリームを意識したヘヴィネスサウンドが好きな人ならば大いに楽しめるでしょう。
今の若い人にも懐メロ的なニュアンスで、90年代のロックとして知ってもらいのにちょうど良いでしょう。○○風過ぎるのだが、だからつまらない分けではない。しかし、オリジナルティの薄さは否定できない微妙な一枚だ。アルファレコードのBrunetteってこういうマニアックなのイキますよね。




2. 火薬バカ一代 ★★ (2023-08-01 00:47:53)

「ビッグ・マウス」といえば、QUIET RIOT人気を急落させた故ケヴィン・ダブロウの舌禍のこと…ではなく。個人的に愛して止まない隠れた名バンドBATTLE BRATTのGだったマイケル・モスタートらにより結成されたNY出身の4人組(綴りもBIGじゃなくてBIGG )。本作は彼らが自主制作で'94年に発表した1stアルバムで、翌年ALFA MUSICから日本盤もリリースされています。
BATTLE BRATT時代はQUEENSRYCHEからの影響を伺わせる正統派HMを演っていましたが、本作で聴けるのは恐らくSKID ROW辺りに触発されたであろう90年代仕様のアメリカンHMサウンド。90年代真っ只中とはいえ、切れ味鋭くリフを刻むマイケルのGプレイにも、重量感溢れるリズム・セクション(Dsは後にKEEL~L.A. GUNSを渡り歩くスティーヴ・ライリー)の演奏にもキレがあるのでモダン・ヘヴィネス由来のかったるさは微塵も感じられませんし、ドライヴするHMナンバーにおけるワイルドなシャウトから、バラードで披露するエモーショナルな歌い込みまで、柔軟かつ堂々たるパフォーマンスを披露するトニー・コヴィーノ(Vo)の存在が、バンド・サウンドをタイトに引き締めてくれています。(そのVoと仲が良いという元TNTのトニー・ハーネルがバックVoとしてゲスト参加)
音楽性が音楽性だけにストライク・ゾーンど真ん中とはいかないまでも、重厚な曲調の中から愁いが滲み出す⑦や、BATTLE BRATTを思い起こさせる劇的な⑨あたりは、普段この手のサウンドを主食としていない身が聴いてもグッとくるカッコ良さを放っていますよ。
BATTLE BRATTファン(っているのか?)にもお薦めできる好盤。



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