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CODE OF HONOR (1991年)
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解説 - CODE OF HONOR
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2023-05-16 00:52:12)

HR/HMシーンにおける女性アーティスト達の存在感が増していった80年代半ばに一度はソロ・デビューを飾るも、残念ながら鳴かず飛ばずに終わったジョアンナ・ディーン(Vo)。本作は再出発を図った彼女が新たに結成したバンドBAD ROMANCEのデビュー作で、’91年にメジャーのPOLYDORからリリースされています。
80年代らしいポップ・メタルを演っていたソロ時代に対し、CINDERELLA及び彼らが所属するマネージメント会社からの全面バックアップを受けて制作されている本作では、グッと腰を落として、渋みを増したブルージーなHRサウンドを披露。まぁ辛辣な物言いをすれば「新たな流行りに乗っかっただけ」と言えなくもないですが、ジョアンナのしゃがれたハスキー・ボイス(それこそ女トム・キーファーと評したくなる)を生かした熱唱は説得力に満ち溢れ付け、焼刃感なぞ皆無でむしろこの路線にこそベストマッチ。それはNAZARETHの名曲⑨のカヴァーを堂々歌いこなしていることからも明らかではないでしょうか。
変に老成することなく、しっかりHRの躍動感をキープしている点も好印象で、爽快にハジける⑤(クレジットにはマーク・スピロの名前が)、情感溢れる哀愁のバラード⑧、トム・キーファー&エリック・ブリッティンガムとの共作曲で骨太なロック・チューン⑩辺りは、シンガーとしてのみならず作曲家としてのジョアンナの優れた資質がキラリ。何よりキャッチーな名曲②を彼女単独で手掛けていることがその確かな証左になっていますよ。
高いポテンシャルの感じられる力作だっただけに、これ1枚きりでバンドが終わってしまったこと惜しまれますね。



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