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POLTERGEIST (2020年)
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1. 失恋船長 ★★★ (2024-11-10 14:41:16)

日本では絶望的に人気の無い北欧はスウェーデン出身の正統派メタルバンドのフルアルバム。今まで以上にメロディに拘りを持ち練り上げキャッチーさも増量、それでありながらもNWOBHM仕込みの攻撃性と叙情味をハイブリッド、その進化したスタイルは今までの集大成のような様式と高潔なるメタルサウンドを作り上げている。

再始動の機運となったドイツで行われるメタルフェスKeep It Trueへの参加が鼓動となり、新たなる道を歩み出した古豪の復活。実力はあったが時代の波に呑まれ、バンド名や音楽性を変えた時代もあったが、それらを糧に、正当性の強いメタルサウンドで復活。
前作に感じた、先人達からの露骨なデジャブ感を抑え、より明確なスタンスで音楽性を煮詰め、自分たちの流儀を見いだした今作。

まぁ批評家オンリーの岩盤ユーザーには馬の耳に念仏ですが(今CDショップに訪れる客はアイドル系の特典目当てと、年金支給日に訪れる高齢者という現実)、そんなバイアスを受けないフレッシュな世代にこそ聴いて欲しいメロディックメタルの古典である。
ダークでヘヴィなミドルをやろうとも、北欧の風が吹く今作、その冷ややかなタッチはイーブルなサウンドの中にも爽快な風を送り、このバンドとしての新機軸を打ち出している。

歌い手も、随分と器用にこなしている。そのおかげで、ツインギターの妖艶な魅力も倍増と、胃もたれしない軽やかなドラマ性が普遍的なメタルサウンドを築き上げている。自分たちの立ち位置を見つけたバンドは強い。国内盤のリリースは絶望的だろうが、正統派メタルファンには是非ともトライして欲しい一枚だ。でもメディは信者は近づかないで欲しい。
○○にこうかいてあったとか、誰々がこう言っていたとは、目の前の音の話以外で、めんどくさいことになるだけなので、あの手合いには関わりたくない。



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