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ヘヴィメタル/ハードロック
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Frontiersが遂にインド系のバンドと契約を交わすとは驚きですね。インドという広大な土地ですからね。本国で売れるだけでも大金持ちになれそうですが、ワールドワイドな契約を勝ち取る意味は、より計り知れない影響力を及ぼすでしょう。
既に本国での成功を収めた後の契約というのだから逆輸入で我々も知ることとなります。インドのロック/メタルシーンに手を出したら、とんでもないことになりそうだなぁ、と予感させましたが、まだ手を広げるのに躊躇しますね。ヘヴィメタル探訪、幾ら時間があっても足りないですよね。
最初に知ったのは①のPVだったのですが、その素直なAOR調のロックサウンドに魅了。80年代風味満載の曲調に素直に引き寄せられました。まぁインドというイメージがあったせいで余計にそうだったのですが、このバンドの魅力はそういう甘さだけに特化されたものではなく、しっかりとスパイスを効かせたハードさも完備、それは②以降で十分に確認出来ます。
このバンドのこと、最近まですっかり忘れていました。先行公開されたPVのあとフルアルバムをリリースするまで、ちょっと余白がありましたよね。CDを買わないので、こうやって次から次へと新しい音楽が紹介される日々にすっかり埋もれてしまっていたのですが、最近ようやく聴く機会に恵まれました。
少々声が裏返るシンガーだし、細かい揺れを伴うハイトーンのクセ強系なのですが、それが好きに転べば最強の武器になるでしょう。
国籍など一切関係ない、音楽には国境がないという事を改めて再確認した一枚。正直インド感なんてゼロ。
日本人好みのワビサビのあるサウンドを展開しています。レーベルがレーベルですから、安心して手を出せるでしょう。
今年に入り新曲を2曲公開した彼ら、続編にも期待が持てます。
失恋船長
★★
(2024-03-15 08:30:23)
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アルバムのOPナンバー。キャッチーなメロディ、
モダンなアレンジ、テクニカルな楽器陣の見せ場を
バランス良く盛り込んで仕上げた、このバンドの魅力を
分かり易く伝えてくれる逸品。
火薬バカ一代
★★★
(2023-04-18 00:24:58)
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インドはナガランド州ウォカ出身の5人組、ABOUT USが'22年に発表した1stアルバム。
個人的に日本に紹介されるインド産メタル・バンドというと、何となく「スパイシーな要素を塗したデス/エクストリーム・メタル」的な音を想像してしまうのですが、彼らが聴かせてくれるのは、適度にエッジを効かせつつ、ポップで爽やかなメロディが躍動するメロディアスHR。ドメスティックな色合いはほぼなく、これにはインド人ならぬ日本人もビックリですよ。いやでも数年後には中国を抜いて人口が世界一になる(既になった?)といわれている国ですから、探せばこの手のバンドがいるのも不思議な話じゃないか。
洗練された曲作りのセンスと、メンバーの安定したパフォーマンスに支えられたサウンドは、エスニックな飛び道具に頼らずとも聴き手の耳を捉える確かなクオリティを有しており、メロハー梁山泊FRONTIERS RECORDSのお眼鏡に適ったのも納得の仕上がり。聴き進めるとモダンなヘヴィ・ロック・チューンが飛び出して来て「んん?」となったりもしますが、この辺の良いと思ったものは何でも取り込んでいくジャンルに頓着しない姿勢は現代っ子バンドならでは。細かい揺れを伴うハイトーンがデヴィッド・サーカンプ(PAVLOV’S DOG)のことを思い出させたりもするシンガーのややクセ強な歌唱を武器に、アップテンポの曲調に哀愁のメロディを乗せ、テクニカルな演奏の聴かせどころもさりげなく盛り込んで展開されるOPナンバー①は、これ1曲でアルバムを購入して良かったと思わせてくれる名曲です。
欲を言えば、この曲に匹敵するインパクトを放つ楽曲が本編後半にも欲しかったところなれど、それは今後に期待で。それだけのポテンシャルは十二分に感じられるデビュー作です。
火薬バカ一代
★★
(2023-04-13 01:04:16)
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