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CLOVEN HOOF - 最近の発言
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Angels in Hell / Eye of the Sun
Keyをフィーチュアした叙情的な前半と、鋭角的に切り立ったリフを前面に押し立て
アグレッシブに畳み掛ける後半の2部構成からなる7分越えの本編ラスト・ナンバー。
印象的に駆け巡るGの良い仕事ぶりも光る名曲です。

火薬バカ一代 ★★★ (2025-01-30 01:04:26)


Eye of the Sun

メンバー4人がそれぞれ「FIRE」「AIR」「EARTH」「WATER」を名乗り、NWOBHMに沸く英国から'80年にデビューを飾った悪魔の蹄CLOVEN HOOF。3枚のアルバムを残して90年代以降は消息を絶っていた彼らが再結成を遂げ、'06年にESCAPE MUSICから発表した通算4枚目となる復活作がこれ。
CLOVEN HOOFというと、デビュー作で聴かせたシケシケでシアトリカルな作風の印象が強いですが、オリジナル・メンバーのAIRことリー・ペイン(B)以外の顔触れをも一新して制作された本作においては、現代的なヘヴィネスを加味しつつよりタイトに引き締まった硬質なHMサウンドを披露。オカルティックなオドロオドロしさは然程でもないとはいえ、これぞブリティッシュ!な翳りは十二分に保たれていますし、何よりCLOVEN HOOFのカタログの中では2nd『DOMINATOR』(’89年)を最も愛聴する身としましては、この方向性は落胆には当たらず。むしろウェルカムなぐらいもので。
まぁ、その傑作『DOMINATOR』と比較すると収録曲のクオリティにややムラっ気が感じられ、また“REACH FOR THE SKY”や“FUGITIVE”級のキメ曲も見当たらないのですが、ザクザク刻まれるGリフを伴って突き進むOPナンバー①や、畳み掛けるように疾走する⑦、からのドラマティックな⑧へと繋げる緩急を生かした展開、そして本編の締め括り役に相応しい劇的さを有する⑩といった楽曲は、そうしたマイナス点をカバーして余りあるカッコ良さを誇っていますよ。
帰還の挨拶のハードルを楽々と飛び越えてきた力作。今からでも日本盤出しません?

火薬バカ一代 ★★★ (2025-01-29 01:27:24)


Throne of Damnation

2008年にリメイクベストをリリースした彼ら、今回は新曲3+リメイク2曲の5曲入EPをリリース。限定500枚というリリースだったので、今や入手困難な一枚なのだが2018年リリースのThe Definitive Part Twoという企画アルバムに丸々収録されることで容易に視聴できることとなりました。ありがたい話ですよ。サブスク生活の方ならば簡単にチェックです。

ラス・ノースとリメイクアルバムを作るも、結局、マット・モートンが戻る歌入れを敢行。彼のマイルドで伸びやかな歌声はバンドサウンドにフィット、特に1stに収録されたNight Stalkerのリメイクなど、オリジナルを意識した歌い殻をしており、その器用さに舌を巻く。FMのシンガーだったクリス・オーバーランドを想起させる声質は、バンドに新鮮な風を送り、新曲が思いのほかメイデン風味が強いので、余計に際立って鮮度を高めている。

良質な作品をリリースしながら何故か、成功を掴めなかった、個人的にはその代表格の一つに挙げたくなるバンドである。
曲数も少ないしキャッチーな曲が多いので聴きやすいです。メロディアスだし適度にハード、初期の曲の持つダークテイストと、5曲入だが、挨拶代わりには丁度良いだろう。
NWOBHMに興味のある若い人には、取っつきやすい古典ロックです。まさか令和の時代に5ちゃんねるに入り浸る時代錯誤な爺さんや、NWOBHM四天王なんて、大嘘もいいカビの生えた情報を発信する猛者でもない限り、大いに楽しめるでしょう。

失恋船長 ★★★ (2024-07-13 07:12:18)


Heathen Cross

80年代に素晴らしいアルバムをリリースしたのですがチャンスを掴めなかった典型的なバンド。運も実力のうちと言うが、このバンドはその言葉を呪われているほどに体現している。

怪しげなSEからパワフルかつメロディックなメタルソングで幕開け、このバンドのイメージに則したものであり完璧に掴みはOKである。そしてそのサタニカルなサウンドは②以降も続き、この屈強なNWOBHM仕込みのパワフルサウンドに、耳を惹く印象的なメロディを放り込むギターを軸に、タイラントことハリー・コンクリンは漆黒の闇に包まれた悪の毒された呪詛の咆哮を轟かす。
いい人選だ、キング・ダイアモンドほどシアトリカルではないが、彼には、このサタニカルなサウンドを司るパフォーマンスを期待できる。リフ、一つとっても不気味、キーボードの使い方も絶妙、奥行きを与え毒性を中和した。

HIGH ROLLER RECORDSが絡んでいるのだから外すわけがないのだが、ここまでドンピシャの音を作り上げるとは驚きだ。ある意味、もっとも1stの世界観に近いアルバムを作り上げたのかも知れない。そのクオリティの高さは全時代を総括するものであり、メロディありパワーあり、疾走ありとメタルを愛するものにはとっては必要不可欠な要素を端的に盛り込んだ作風は、とても親しみやすいものとなるだろう。今年はクラシックメタルの世界にとっては豊作だ。

有名無名にかかわらず良質な作品がリリースされている。全盛期を越えた作風を築いた今作もまた、歴史に刻まれる名盤であろう。
過去をなぞるだけではない英国的様式美スタイルとUSパワーメタルの融合、闇を切り裂く雷鳴の如きサウンドは、新時代のクラシックメタルのあり方を魅せてくれた。重厚だがキャッチーさを忘れていないアイデア、ブリティッシュメタルの真骨頂を体感させて貰った。

失恋船長 ★★★ (2024-06-25 20:19:28)


Eye of the Sun

1989年に素晴らしいアルバムをリリースしたのだが、彼らの歴史は続かず解散へと向かう。諸処の法的問題をクリアーして、遂に再始動したバンド。ベースのリー・ペイン以外は顔ぶれは変更となったが、音楽性に大きな変化はなく謹製英国サウンドを継承。
今作は今までにないブルージーさも若干加味、メロディアス度も強まり懐の深いサウンドへと変換している。
新シンガー、マット・モートンの持つ壮快感のある歌声、そういうのも過去にない新鮮さをもたらし③のような新機軸とフィット。このアルバムがNWOBHMの残り香を漂わせる昔の名前で出ていますではない現役感を意識してる証だろう。

基本はオールドスクールなサウンドなのだが、その耳馴染みの良い歌メロが意味合いを変えてきている。
Escape Musicからのリリースというのもあり、メロディックメタル感が強まっているのもレーベルの意向なのかも知れないが、メンバーチェンジがもたらした功罪があるのは間違いない。

失恋船長 ★★★ (2024-06-12 22:09:25)


A Sultan's Ransom

前作の流れを踏襲。英国的様式美スタイルとNWOBHM的攻撃性を研磨。正直、オープニングのキーボードには引っかかったが、そんな危惧は一瞬にして期待に変換、視聴後はオープニングのキーボードにニヤリとさせられます。
洗練度を上げているが、けして大衆性にすり寄らないメタルの中のメタルなサウンドを構築、だからといってマイナーな地下室には籠もっていないメジャー感を補完、世界中がメタルバブルに浮かれている異常さを尻目に、このバンドは器用に立ち回っています。
残念ながら商業誌からは無視、前作の評価も良くなかったから当然の結果なのかも知れないが、これほどの音楽性を1989年にやっていたという気概に胸打たれる。
死に絶えた英国のメタルシーン、その中で、このバンドは自らのアイデンティティを崩さずに多感な時代を生き抜こうと苦心している。

初期にあった邪悪なダークネスワールド、それとは手を切っているが神秘性は無くなっていない。歌詞の内容が分からないのでなんとも言えないが、陳腐なラブソングを歌うバンドには思えないので、このキーボードみたいに細いギターサウンドも懐かしい、テクニカルなプレイをビシバシとキメている。またキーボードでゲスト参加したポール・ハドソンのプレイも、この神秘性のあるサウンドに貢献、力強い歌声も相まって、独自性を極めている。

これほどの名作が今なおマイナーな存在なのは残念で仕方が無い。アイアンメイデンの最新作は、心底つまらないと思った。ワタクシは生涯、名前で音楽の善し悪しをキメたことは一度もない。このバンドが世間からどう思われようが、歴史的にもっと評価される価値があると本気で思いますね。

でもなぁいまだにいるのよね。NWOBHMってのは事象で音楽性じゃ無いって輩がね。そこまで言うならば、個人的にはメタリカがブラックアルバム出した時点でスラッシュメタルは死にました。それと同じなんですけどね。NWOBHMは事象にあらず、音楽性そのもの。
この音を聴いてNWOBHMが香りますよ。なによりメタルに対する高潔な精神性を強く感じますね。

どの曲もキラーです。捨て曲などありません。⑧などは3分を切るのでラジオ向けなんでしょうが、全然軽やかじゃない。このバンドの流儀に則っている。クラシックなメタルに興味のある若者には是非とも勧めたい強力な一枚。
年に5枚もCDを買わないワタクシでも2021年にDVD付きの再発盤には手が出ましたね。

無駄な構成を廃しているが、中身の濃さに圧倒されるでしょう。繰り返されるドラマ。その濃密な世界観に圧倒されます。何故、これが当時話題にならなかったのか今もって不思議です。当時のメイデンやJPと比較しても遜色梨なんですけどね。

少々青筋を立て大風呂敷を広げすぎたかも知れませんが、正統派メタルを愛するものとしてはマストな一枚ですね。断言ですよ。

失恋船長 ★★★ (2024-06-11 17:53:53)


Cloven Hoof

今年に入り最新作がリリースされたので登録したら、このバンドのコメントも無くなっている。おそらく100や200ではきかんな。相当数消えていますね。

悪名高きNEATから待望のフルアルバムをリリース。時期的にNWOBHMは完全に下火となっているため、遅れてきたNWOBHMという形になるのだろうが、この湿り気のある英国的リフワークと、魔術的な響きを放つ暗黒系サウンドは、まさにオカルトNWOBHMと呼ぶに相応しい音楽性を披露。タイトルや歌詞かも漂う反キリスト、悪魔崇拝的な世界観を、ヘタウマヴォーカルのデイブ・ポッターが咆哮。その癖の強い歌声のおかげでキャラクターを確立、いい意味での嘘くさいサウンドを構築しており、禍々しくも美しい独自の世界観を打ち出している。

諸先輩からの影響も巧みに飲み込みNWOBHMの歴史にその名を刻む名盤を世に送り出しました。完成度という点においては2枚目以降に譲るが、インパクトでは今作に軍配。我らがLOUDNESSなどにも通ずる悪魔に魂を売った男達による魔界メタルの凄みを味わってください。

失恋船長 ★★★ (2024-06-06 18:20:10)


Cloven Hoof

CLOVEN HOOFつったら、大英帝国印の正統派HMサウンドが詰め込まれた2nd『DOMINATOR』が愛聴盤でして。ゆえに初めて’84年発表のこの1stを聴いた時は「え。こんなに演ってる音楽性が違ってたの?」と結構驚いたという。まぁ本作と次のアルバムとの間にメンバーの大半が入れ替わっているので、それも道理なわけなのですが。
とは言うものの、シケシケな音質が如何にもNWOBHMな地下室臭を醸し出す中、テクよりも芝居がかった「味」で勝負するVo(後にフランスのメタル・バンド、H-BOMBに参加)や、英国然とした湿気まみれのリフとメロディを紡ぐG等、それぞれ「地」「水」「火」「風」を名乗る4人のメンバー(後で「雲」とか「山」とかも加わると思ったんだがなぁ←それ違う作品)によって奏でられるサウンドは、全編がダークな色彩と大仰な大作主義に貫かれていて、確かにこっちの音の方が「悪魔の蹄」を意味するバンド名には相応しい…かも。
特にバンドのテーマ・ソング①は、荘厳なコーラスをフィーチュアしたシアトリカルな曲展開といい、「エコエコアザラク」なんて古賀新一先生ばりの歌詞まで登場するオカルティックなノリといい、本作の旨みが全て詰まっている名曲っぷり。また重厚なインスト曲③から繋がる、『運命の翼』の頃のJUDAS PRIESTに暗黒色を加味したような④、静と動を飲み込んで10分近い長尺がドラマティックに紡がれる⑦等も、このバンド独自の音世界がガッチリと構築されています。シンプルなGリフで押していくQUARTZ風の⑥もカッコイイなぁ。
ANGEL WITCHやMERCYFUL FATEがイケる諸兄には猛烈にお薦めする1枚。つか、本作を一言で表す表現で最も腑に落ちたのは「英国のWARLORD」という例えなんですが。

火薬バカ一代 ★★★ (2017-07-14 00:49:08)


A Sultan's Ransom

大傑作だった2ndアルバムから、さらに楽曲のバリエーションを増やし、最後に大作志向の楽曲を配して、アルバム単体としてのクオリティを高めた3rd。

前作で見られたバンド内の確かなケミストリーがさらに深みを増し、ベテランのような風格さえたたえている。とくにラストに配された大作志向の名曲が、アルバムの印象を強く引き締めている。

良い意味でNWOBHM特有のB級臭さがまったくなく、メジャー・クラスの音が収められた作品だと思う。

ダイアスパー ★★★ (2011-12-16 05:15:32)


Eye of the Sun

以前のCloven Hoofとはかなり音楽性が変わったという印象。以前のNWOBHMの権化のような臭みが減って、2nd以降のプリティ・メイズのようなクレバーで明快な音になったという印象。

ではそれでつまらなくなったのかというとそんなことはなく、これはこれで再デビューにふさわしい完成度に仕上げてきたという感じ。以前のCloven Hoofを期待するとズッコけると思うが、普通に正統派メタルの傑作を聞きたいという人には聞いて欲しいです。

ダイアスパー ★★ (2011-02-09 01:17:23)


Eye of the Sun

17年ぶりの復活作。
Cloven HoofはNWOBHM発祥から少し遅れて82年ごろにデビューしている。
90年には一度解散状態に陥っているが、このほどオリジナルメンバーの
ベーシストを残して、あとは総入れ替えで復活した。
ジャケットイメージや、過去の経歴をご存知の方はオカルトメタル的な
ものを想像されると思うが、内容は正統派メタルに近い。
ブラックサバスや、ザックワイルド時代のオジーを想起させる部分も
あるが、今作はリリース元が、エスケイプミュージックということもあり、
メロハー然としたナンバーも配されている。
私はこういう陰りがあり、独特の世界観を持ったバンドには弱い。
LA METALの猥雑さや、NWOBHMのひたむきさなどに共鳴できる人は
ぜひ聴いて欲しい。
こういうバンドは、最近なかなかいない。
作品としては、後半にいけばいくほど、その世界観は泥沼にはまっていく。
この中毒にはまったら、あなたはもう抜けられない。
http://www.escape-music.com/artist.asp?id=ESM133
2006年リリース

cozy_ima ★★ (2007-08-05 18:16:00)


Cloven Hoof

84年発表の1st。
1曲目のバンドのテーマソング「CLOVEN HOOF」は、かなりの曲者。
ミドルテンポが1分30秒ほど続いた後、急に静かになる。大抵の人がここで気を抜くと思うが要注意。そこから徐々に盛り返しを見せ、リスナーの気を再び引き付けた矢先、スピーカーから飛び出す狂気の咆哮
「エコエコゥ♪アザラク!」
思わず飲んでた茶を吹いてしまうほどのインパクトなのである 笑
収録曲は、前に発表したミニと同じくNWOBHM印のホンモノメタルですが、ツインリードのメロが強化され、更に輝きを増しています。
「LAYING DOWN THE LAW」「RETURN OF THE PASSOVER」等、どれを取ってもガッツポーズもののカッコ良さだ!
エコエコゥ!

せーら ★★ (2005-11-23 16:33:00)