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SKYSCRAPER SOULS (2017年)
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SKYSCRAPER SOULS
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解説 - SKYSCRAPER SOULS
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2022-05-03 01:25:15)

現在はASIAとYESで二足の草鞋を履くジェフ・ダウンズ(Key)と、ポップ・ミュージック・シーンで数々の音楽賞を受賞してきた売れっ子プロデューサー/マルチ・インストゥルメンタリストのクリス・ブレイド(Vo)。この二人によって立ち上げられたプロジェクトDBA(DOWNES BRAIDE ASSOCIATIONの略)が、XTCのアンディ・パートリッジ、元SOFT CELLのマーク・アーモンドを始めとする多彩なゲストを迎えてレコーディングを行い、'17年に発表した3rdアルバム。
前2作では打ち込みやプログラミングで補っていた楽器パートに専任ミュージシャンを配し、よりバンド感とプログレッシブ・ロック志向を強調した仕上がりが目指されたという本作は、序曲①に続いていきなり18分越えの大作ナンバー②で幕が上がるという大胆な構成が取られていますが、主役は飽くまでポップかつキャッチーなメロディであり、例え長尺であろうとも曲展開やアレンジに難解さやまどろっこしさは皆無。
特に、ロジャー・ディーン先生が手掛けた美麗なアートワークをそのまま音に移し替えたような、水彩画の如き淡い抒情メロディに包まれた④や、憂いを帯びた旋律と美しいハーモニーが心地良く駆け抜けていく⑥、暖かみに溢れた歌声とサックスの音色がストレスで荒れた心をしっとりと潤してくれるバラード⑦辺りは、このユニットの真骨頂というべき楽曲。
ジェフ・ダウンズ主導期のASIAが楽しめる方であれば、間違いなく心の友になり得るクオリティが備わった力作ですよ。



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