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V (2021年)
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解説 - V
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1. 失恋船長 ★★★ (2021-10-15 17:06:17)

海外盤は既にリリースされているグラハム・ボネットがいないアルカトラスのフルアルバム。シンガーの座にドゥギー・ホワイトを迎えたのには驚いたが、オープニングナンバーにも驚かされた。正にインギー時代を想起させるようなド直球のネオクラサウンドに仰天。もう少し、そこは外してくるのかなぁと思ったので本当に驚いたが。よくよく考えたらギターはジョー・スタンプだし、メンバーも初期のラインナップが揃っている。そうならば、こちらの路線の方が規定だったはずである。そういう意味では1stを愛しているマニアにとっては大歓迎の一枚だろう。
格下のメンバーでインギー時代を再現したと言う悪口も聴こえてきそうだが、ジョーの荒々しいピッキングとクラシカルテイストは、インギーのそれとは違うし、ドゥギーもグラハムとはアプローチが違うので、新しい見方も楽しめるでしょう。でもネオクラ様式美系を愛する者にとってのサウンドであるのは間違いない。
前作にあった統一感の無さ、良くも悪くも賑やかなゲストを迎えたのが散漫な印象を与えたのは否めない。今回は話題性は下がったかも知れないが、その分筋は通り期待されている音楽性を真っ向勝負でやり切っている。
ネオクラナンバーが頭2曲と続き、ロッキンポな③が登場、グラハムの声が似合いそうなナンバーが出てきたりとアルカトラスらしさと主役不在感は無きにしも非ずだが、それはアルカトラスがグラハムのバンドと言う側面の大きさが個人的にあるだけですので、そういう余計な先入観を持たなければクラシックメタルとして大いに楽しめるでしょう。
少々野暮ったいドゥギーの節回しも古典臭さを倍増させているのも、若い人には新鮮に聴こえますかね?
インギー、DIO、RAINBOW、RIOTと言ったメタリック様式美軍団大集合の音楽性、グラハムがいれば実現しなかったような空気はある。ここまで○○に偏った曲をグラハムは歌いたがらないだろう?
でも、何故、グラハム抜きのアルカトラスが誕生したのでしょうか?この辺りは商業誌読んでないからチンプンカンプンです。
なんだかんだ言ってもアルカトラスというバンド名ならばネオクラ様式美系が似合います。ジョー・スタンプのギターは素晴らしい、この手のサウンドにぴったりの人材だ。単なるフォロワーでは終わらない個性がある。



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