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Sign in the Sky

80年代のスイスHR/HMシーンを代表するバンドの一つであるCHINAが、プロデューサーにEZOやSTRYPER等との仕事で知られるステファン・ギャルファスを起用してレコーディングを行い(当初はブルース・フェアバーンとの仕事を希望していたもののスケジュールが合わず断念)、’89年に発表した2ndアルバム。長らく廃盤のままほったらかしにされていたところ、昨年ようやく国内盤のリイシューが実現。しかもこれがたった千円(税抜)というお手頃価格なのだから嬉しいじゃありませんか。まぁ廃盤期間中に大枚叩いて中古盤をゲットした身としては泣き笑い顔にならざるを得ませんけどもね…。
なんて愚痴はともかく、内容に関しては「素晴らしい」の一言に尽きます。Keyの存在が脇へと下がり、ギター・オリエンテッドな音作りが施されている辺りは90年代の足音が聞こえ始めていますが、だからといって大味になってしまうようなことはなく、本作から加入した二代目フロントマン、パトリック・メイソンの表現力豊かに歌い上げるタイプのVo、ツボを心得たメロディをコンパクトに奏でるG、重厚なコーラス・ワークとに彩られた楽曲のクオリティやフックの精度には益々磨きが掛かっていますよ。
欧風のメロディをベタ付かせずに(大陸的なポップ・センスで)料理してみせるバンドの曲作りの上手さが光る収録曲は、哀愁のメロハー④⑥、爽快に駆け抜けていくHRナンバー⑦、インストの小曲⑧から繋がり、メロディアスに歌うGが胸を打つ⑨、本編を大団円で締め括るバラード⑬等、確かなヒット・ポテンシャルを感じさせる逸品揃い。
母国チャートで最高第2位をマークしたのも当然といえる名盤。CHINA入門盤にどうぞ。

火薬バカ一代 ★★★ (2022-09-15 00:06:32)


Live

Sign In The Skyが再発された際のボートラとして復活したが、今月末に単体で複刻版が出るライブアルバム。日本盤は7曲入りですが、正直、曲数が少なく盛り上がりそうで終わる感じが何ともしがたい、もどかしさもあるのですが、それでもスイス国内で行われたライブだけに完全ホームな勢いの中でメロディアスなサウンドを奏でてくれます。
やはり、チャイナはこの繊細さが重要でしょう。マーク・ストレイスと作り上げたアルバムは少々野暮ったいからねぇ。
ソフトケイスされた、いかにもチャイナな④から⑤の流れなんて、やっぱり良いもんねぇ。⑤ではライブならではのベースソロタイムも挟みノリノリで大盛り上がりです。これぞチャイナでしょうよ。でも7曲は物足りないぞ。

失恋船長 ★★★ (2022-03-15 18:31:26)


Alive

Marc Storace & China名義でリリースされた幻のライブアルバム。こんなコラボがあったなんて最近まで知りませんでした。チャイナの曲を中心にはしていますが、DPやZEPのカヴァーも登場。サミー・ヘイガーや当然クロークスからもやっていますので、チャイナ色は薄めです。
もっとメロディアスで繊細なサウンドを基調としたライブかと思っていたらマークの豪快な歌声を生かした、活きのいいロックサウンドを展開。ライブならではのラフさも加わり、メジャー感と骨太なロックサウンドは上手く調和している。
個人的には1stや2ndが好きなために、少々、野暮ったさも感じるのだが、American Womanやってたからなぁ、こういう曲調が基本路線なんでしょうね。ある意味、チャイナとクロークスの合体というスイスロックオールスターなる印象もあるだけに、こういうお祭り感は大切でしょう。でも主役は完全にマークですけどね。
名曲In The Middle Of The Nightも熱さが加わりましたねぇ。
シンガーが違うとこうも分かるのか、チャイナというよりはマークのソロに近い熱さMAXのライブ盤です。違うバンドだねぇ。

失恋船長 ★★ (2022-03-05 19:02:43)


Shout It Out / China
これも良い!
聞いたらわかる!
オッさんにはたまりません。

マナリゲス ★★★ (2020-08-21 23:01:58)


Back to You / China
これは最高です!
オッさんになって分かりました。

マナリゲス ★★★ (2020-08-21 22:59:42)


Hot Lovin' Night / China
素晴らしく、甘く、これから?
そんな予感がした曲です!

大したもんです。
メタルマニアの基準?次世代に繋げるような
存在感ありましたよね!
ポイズン…?みたいな。

マナリゲス ★★★ (2020-08-21 22:56:44)


Hot Lovin' Night / China
素晴らしく、甘く、これから?
そんな予感がした曲です!

大したもんです。
メタルマニアの基準?次世代に繋げるような
存在感ありましたよね!
ポイズン…?みたいな。

マナリゲス ★★★ (2020-08-21 22:55:51)


China

知らない人が多いと思いますが最高のバンド、アルバムです! 
マニアックかもわかりませんが知っている人は少なく、知っている方ならマニアックでは無く本当のメタル通だと思います。

マナリゲス ★★★ (2020-07-07 22:15:15)


Hot Lovin' Night / China
高校生の頃に出会いハマりました!
LA系の方なら大満足な一曲だと思います。

マナリゲス ★★★ (2020-07-07 22:06:00)


Back to You / China
懐かしい!
ポップてキャッチー!
オッさんには堪らん。

マナリゲス ★★★ (2020-07-07 22:02:17)


China

スイスののBON JOVIと評され話題なったデビュー作。EUROPEの後釜をみんな探していたのから、このバンドの登場はたいむりーだった記憶がある。雑誌の評価もすこぶる良く(酒井が褒めるとみな絶賛するみたいなノリ)、女の子にもウケていたから野郎どもものっかったってか(笑)
音そのものが魅力あるからいいんですよ。アメリカのバンドの良いところを学び、スイス風に味付けした音楽性は爽快感タップし、ホントに気持ち良く弾けてっからね。麗しの80年代ってのを思い出すねぇ。やっぱ音楽は楽しくなくちゃ。

正直者 ★★★ (2019-11-29 20:28:35)


China

ジャケットに書かれた「君炎」の漢字でお馴染み(どういう意味かは未だ不明のままですが)、GOTTHARD登場前はKROKUSと共にスイスを代表するHRバンドの一つだったCHINAが’88年にPHONOGRAM RECORDSから発表し、母国のアルバム・チャートでは最高第6位にランクインするヒットとなったデビュー作。ジャケットをオリジナルのシンプルなデザインからグループショットに差し替えてリリースされた国内盤の邦題は『ワン・ショット・トゥ・ザ・ハート』でした。
バンド名はこんなんですし、アルバム全体のイントロである序曲①でももろ中華風なメロディが奏でられていますが、曲名と曲調がKISS風な②以降にオリエンタルな要素はほぼゼロ。更に言うとそのサウンドはヨーロッパ的な暗さや重さとも無縁で、元気一杯に歌いまくるVoや、煌めくKeyといった快活なパフォーマンスに載せて繰り広げられるのは、寧ろアメリカに対する憧憬が強く迸る明るく健康的にハジけるポップ・メタルです。
高いヒット・ポテンシャルを秘めた③、爽快なHRチューン④、ハイトーンVoが映える⑦、哀愁の隠し味が効いた⑨、ゴキゲンにロックする⑩、フラッシーなGプレイに彩られた⑫等、フックを盛り込んだキャッチーなメロディや、思わず合唱を誘われるサビメロ作りの上手さは、流石「スイスのBON JOVI」と評されるだけのことはあるなぁと。特に日本のファンの間でも評判を呼んだという⑤は、欧州風味の湿り気とアメリカンなポップ・センスという、CHINAの個性サウンドが理想的な形で体現されたハードポップの名曲。
次作『SIGN OF THE SKY』(’90年)と甲乙つけ難い、CHINA入門盤にお薦めする1枚。

火薬バカ一代 ★★★ (2019-10-16 00:57:12)


Sign in the Sky

VoがスイスのCROWNやKROKUSで活動していた、パトリック・メイソンに交代、この交代は大成功で、スイスのBON JOVIと紹介されたポップで叙情的な音楽性にピッタリとマッチ、層の厚いコーラスワークを従え抜群の歌唱力で迫っています。ある意味、確信犯とも言えるソフトケイスされたポップロック路線に、ハードさやスピードを求める方にはチト厳しい内容になっているかとは思いますが、溌剌としたポップフィーリングに彩られた叙情派ロックサウンドは普遍的な魅力を秘めており、哀愁漂うキャッチーなメロディを優しく包み込むパトリックのパフォーマンスに魅了されるでしょうね。
ヨーロピアンテイスト溢れる透明感、スケールの大きいアリーナ風ロックとの融合を高次元で果たし、全編に渡り嫌味なく構成された楽曲は聴き応え十分、ソフトロックやバラードのみならず、瑞々しいポップフィーリングが弾ける⑦なんてアルバムの前後半の句読点のような役割を果たし、アルバム単位で聴いてもダレる事は無いでしょう。フックに富んだ哀愁のメロディ、そのフレーズに弱い歌モノロックマニア必聴と言われる誉れ高き名盤。
サウンドプロダクションも軟派な印象を与えぬよう深みがあるのも好印象。ちなみにプロデューサーは我らがEZOの2ndを手掛けたステファン・ギャルファスで、彼は山田雅樹のボーカルアドバイザーとしても知られていますし、確か元はミュージシャンとして活動してた人物としても知られていますね。

失恋船長 ★★★ (2017-06-17 14:11:15)


China

virtigoからリマスター再発(ロゴだけジャケ)されていたんだそうな。
なんだろう、線が細くなりすぎた+少しだけLAぽいJOURNEYみたいだ…

k.s.m.2 (2013-01-15 20:32:52)


Sign in the Sky

13曲収録だが、短いインスト曲が2曲あるから実質11曲だね。これといった駄曲も無くブッ通しで聴けてしまう。それにしてもレベル高いんだよこのバンド。テクノやらデジタルやらを経験したにも係わらず、HM/HRは旧態依然、シンプルなままだった89年という時代柄、音質は古臭く感じるかも知れない。しかし、このアルバム全体に漂うアメリカンポップな雰囲気と、ヨーロピアンな哀愁というスパイスとの絶妙なバランスが実に素晴らしい。ドライブのお供に是非1枚。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2010-05-20 19:28:00)


Sign in the Sky


非常にすばらしいアルバムだが、発表当時は評価が高くなかった。
ダサく感じる部分もあるが、味があってよろしい。

Who Are You ?? ★★ (2010-01-18 00:00:00)


Sign in the Sky

VoとBが変わっての2ndアルバム。3rdまで持ってますが、このVoさんが一番好きな声です。
アメリカでのレコーディングのせいか、抜け良くスッキリとしたメロディアスサウンドが聴けます(特にリズム隊の音に顕著)。
IN THE MIDDLE OF THE NIGHT、SIGN IN THE SKY、SECOND CHANCE、SO LONGあたりが特に愛聴曲ですね。
ただ曲がちょっと多いかな(次作はその点が更にエスカレートしていて残念)。
13曲通して聴くと後半でダレるので、自分は1・2・4・5・6・7・8・9・11・13と10曲に絞って聴いてます。

MACHINE HEART ★★ (2009-12-13 23:49:00)


China

当時自分にとっては国籍不明だったなぁ。辛うじてHot Lovin' Nightをコンピもので聴きバンドの詳細を知ったのはいいが、それから幾星霜…。ようやくゲットしイミフに"君炎"と書かれたジャパメタみたいなジャケを横目で見ながら聴いてみたら、マジ跳び上がったよ。ほとんどアメリカンメタルオンリーで聴いてきた自分の耳にも非常に聴き易い、極めて良質のハードポップではないか。流石にDANGER DANGERほど乾いてはおらず、かと言って北欧メタルよりはFAIR WARNING辺りに近い音かね。演奏も一定レベル高い。80sフリークにとって、これは実に美味しいバンドでありアルバムである。ちなみに日本盤はメンバーショットのジャケで、超プレミア物だとか…。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2009-08-10 20:39:00)


Back to You / China
お次は実に明るく更にポップな曲。もうコレでノックアウトだわぁ。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2009-08-10 19:33:22)


Shout It Out / China
えっ? チャイニーズなイントロは別の曲じゃないのか? ま、それはともかくこのポップさはモロ、ツボである。

MK-OVERDRIVE ★★★ (2009-08-10 19:30:18)