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CAUGHT (1980年)
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CAUGHT
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解説 - CAUGHT
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1. 失恋船長 ★★★ (2021-11-19 19:56:28)

日本でもヒット曲を飛ばした事のある女性シンガー、テリー・デサリオ。そのヒット曲のイメージも強いのですが、今作はオープニングから哀愁のハードポップサウンドが炸裂。心にドスンと響く彼女の繊細さを生かした歌声、そしてツボを押さえたアレンジは、出るとこでギターがグッと出る仕様であり唄モノロックを愛するマニアならば一発で耳が持って行かれるでしょうね。そのインパクトに続けとばかりに哀愁の歌メロが映える②へと向かい天昇、サビで繰り返されるタイトルもギュンギュンと琴線に触れていきます。フック満載、その哀愁のメロディのオンパレードに釘付けなのですが、とにかく軽やかで繊細な絹のような肌触りのサウンドにキュンキュンが止まりません。③ではデスモンド・チャイルドがバラードを提供、どないですか、涙がさそわれないわけがないでしょう、あーた、ハンカチが手放せない優しく静かな感動に浸れますよ。
AOR調の唄モノサウンドではありますが①も以外とハードだし、⑤もロッキンしているんですよね。このあたりの味付けが、やっぱ唄モノはいいけどハードなもんが欲しいなぁ、エッジ効いている方がええぞと、停止ボタンを押したくなる衝動を上手く抑えてくる選曲も素晴らしい。参加メンバーもスティーヴ・ルカサー、マイケル・ランドゥ、リッチー・ジトー、デイヴィッド・フォスターやジョーイ・カルボーンの名前もあったり、彼らが曲作りに関わったりと、ある意味、この手の音楽性をやるのに適したメンツが揃い踏みな分けです、唄を中心としつつも、核になる部分はブレていない作風。大ヒットをかっ飛ばした浜田麻里あたりもこういう路線で勝負していたのですが中途半端でした。このアルバムは完全に振り切っています。⑦なんてストレートに胸に飛び込んできますよ。大人のラブソングです。ラストはビートルズのカヴァーですが、個人的には蛇足感が強く視聴感を悪くしているのですが、そういうしくじりも込みで楽しんで欲しい唄モノサウンドです。これぞ産業ロックって揶揄されるのでしょうが、いい物は良いですよ。



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