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Possessed Steel (失恋船長)
Nobunaga / Aedris (kamiko!)
Aedris (kamiko!)


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POSSESSED STEEL - 最近の発言
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Possessed Steel
カナダはトロント出身の4人組からなるエピカルなムード漂う正統派HM/HRバンドが2014年にリリースした4曲入りのEP。むせ返るような濃密な空気感を漂わせる重厚なサウンド、パワフルかつスピーディーに展開する様も魅せており4曲でも十分にやりたいことを伝えている。
ユニコーンジャケやバルハラというタイトル曲もあるように、北欧神話的なニュアンスも取り込み、勇壮なエピックサウンドとの親和性も高くコンセプトを機能させている。
ドゥーミーな暗黒成分もあるが、勇猛果敢なファンタジー色も強く滲み出ており、どこかホラーテイスト漂うスタイルには欧州とは違う切れ味をあったりと、アメリカのOMENに通ずるようなガチムチのパワーメタルに、MANILLA ROAD的展開を持ち込み、両方の個性を磨き上げることで、自分達流のスタイルへと築き上げたような印象を受ける。
ありそうで、あまりないスタイル。その古典ロックに根差したサウンドは強烈なエネルギーを発散、高い整合性と先人たちから受け継いだアイデアを無理なく取り込みやり切っている。どこかぶっきらぼうに聴こえる歌も好みを分けそうだが、こういうスタイルの中では機能していると言えよう。

失恋船長 ★★ (2021-02-13 17:57:15)


Nobunaga / Aedris

タイトルの通り、織田信長をテーマにしたサウンドだ。とりあえず歌詞冒頭をボクなりに訳してみると・・
「悪魔と共謀して、すべての土地を征服する。彼の心は悪に満ち溢れ、彼の意志は日本を再創生する」という感じか。
オーストラリアのTZUN TZU (2012年)が、本能寺の変を思わせるジャケで和を感じさせる作品を残しているが
こちらはストレートに織田信長を題材に、しかも相当悪魔的にデフォルメされた信長がNWOTHM的サウンドで描かれる。
織田信長は戦国武将であり、決して悪魔に心を売ったワケではないと思うんだが、戦国無双のようなゲームや時代劇アニメが
カナダ人に独特の織田信長観を植え付けてるんだろうなと思った。
入魂の作り込まれたカッコいい楽曲で、この人たちのダークヒーロー信長愛が強く感じられるな。

kamiko! ★★★ (2021-02-01 20:42:01)


Aedris

カナダ産エピックメタル2020年作
最近はいろいろ試聴していると、PCが勝手にオススメ盤を教えてくれる。AIというヤツなのかね。コレが結構ストライクゾーンを突いてるからスゴイ。
昨年末、この作品がオススメとしてPCにメッセージが届いた。きっと森メタル系の試聴を多くしていたから、コレがヒットしたんだろう。
翻訳はしていないが、歌詞を見た感じでは、森の守護者が死の森を抜け、ラスボスのいる領土にてスケルトンキングを打倒する、といったストーリーか。
そんな壮大など真ん中エピックファンタジーをコンセプトとした9曲と、ボーナストラックかつ迷曲である「Nobunaga」が収録される作品だ。
起承転結が判りやすい作り込まれた楽曲、ツインリードで聴かせるギター、多彩なリフを繰り出すドラムなど、曲構成とアレンジが素晴らしい。
コレがエクストリームなパキパキのザックリ感あるエフェクト処理が施されていたら、ファイティングスピリット満点の激アツエピックメタルなんだが
クラシックロックとも言える程に、必要最小限な音加工、歪みに関してはもはやノーエフェクトに近い音像で、これが森メタルな味わいとなっている。
この音響に味わいを感じることができるか、ヘヴィさが足りないと思うかで、評価が分かれそうな作品だ。ボクはこの味わいがツボにハマった。
スピーディーに刻むリフも多くあるが、ギターが歪んでいないせいか、突っ走る感じにまで聴こえず、落ち着いた雰囲気に聴こえるところがイイ。
好みが分かれそうな盤だが、昨年ゲットした盤ではかなり上位にランキングするクオリティだ。森フェチなメタラーは是非ゲットしてみて欲しい。、

kamiko! ★★★ (2021-02-01 20:11:23)