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SEEDS OF DESTRUCTION (1988年)
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SEEDS OF DESTRUCTION
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解説 - SEEDS OF DESTRUCTION
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1. 失恋船長 ★★ (2020-10-27 17:02:03)

知る人ぞ知る南米はブラジル出身のパワー/スピードメタルバンドの2枚目。南米特有の荒々しい粗挽きサウンドは実にスラッシー、しかし、スキを見せると直ぐに正体を無くす演奏に、ハラハラドキドキ、お前たちせーのっ!って言ってからレコーディングしているだろうと言いたくなるような、怪しいプレイをそのままパッケージ(逆にせーのっ!でやり直せ)、あまりのあらびき団ぶりに、ひっくり返りそうになるのだが、メタル愛溢れる熱のこもったプレイと、情緒のあるパッショネイト炸裂するメロディは、妙な吸引力があり、何故かメタルな感性を刺激する。
7分にも及ぶ、動きの多いドラマティックなナンバーなども放り込む、バカメタルで片づけられない魅力も発散。線の細いギターも含め、懐かしさが満載、良く動くベースとドラムも酔拳かよと、言いたくなる剛腕ぶりを発揮、不安定さを味方に聴き手に、襲い掛かってきます。
この手のパワー漲るスピードメタルにとっては、もう少し歌えるシンガーでないと勝負にならないが、この唄が実に不安定な要素を炙り出し、D級感をこれでもかと言わんばかりに強調してくる。
何処をどう聴けばよいのかと、ススメどころも見つからないズンドコベロンチョメタルサウンドなのだが、半地下番長メタルが大好きはワタクシは、どうしようもない魅力があるのです。
今のご時世、お金払わなくとも音源に触れる機会がありますので、見かけたら一度立ち寄ってくださいませ。

このバンドを知ったのは2000年に入ってから、②の歌入れに、あのアンドレ・マトスが参加、彼はヴォーカルアドバイスというか、手助けをした形で参加しているようです。その一点ですよ。
今は亡きアンドレの、若かりし姿を感じたいマニアにはグッとくるでしょうね。



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