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ワイルド・フラワー / Lazy V (火薬バカ一代)
Lazy V (火薬バカ一代)
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Hotel / Rock Diamond (火薬バカ一代)
Rock Diamond (火薬バカ一代)


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ワイルド・フラワー / Lazy V
デイヴィッド・フォスターが在籍したカナダのSKYLARKが'73年に大ヒットさせた
名バラードの日本語カヴァー。影山のVoといい、高崎の泣きのGといい
メンバーのミュージシャンとしての一皮むけっぷりにグッとくる仕上がりですよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2024-05-23 00:19:48)


Lazy V

タイトルが表す通り、LAZYが'80年に発表した5枚目の作品。(フル・アルバムとしてはこれが4作目となる)
HR色の増強が図られた4th『ROCK DIAMOND』(’79年)と、LOUDNESSの原点というべき最終作『宇宙船地球号』(’80年)の間に挟まれているので、当然本作もその流れを汲んだハード&ヘヴィなサウンドが託されているものと思いきや、さにあらず。“フルカウント”や“HOTEL”のような疾走ナンバーは見当たらず、どころか収録曲は全て外部ライターのペンによるもの。メンバーは曲作りに一切関わっておらず、バディ・ホリーやSKYLARK(デヴィッド・フォスターが在籍していたことで知られる)、鹿取洋子バージョンが有名なDIESELのディスコ・チューン“GOIN’ BACK TO CHINA”のカヴァーも収録する等、むしろポップ方向に幅寄せした内容に仕上がっているじゃありませんか。
ダウンタウン・ブギウギ・バンドみたいな①が始まった時はどうなることかと思いましたが、本作がアイドル歌謡路線に逆戻りしているのかといえば、そんなことは全くなく。強引な自己主張は抑制し、HRのエッセンスが曲中により自然に溶け込むよう心掛けられた楽曲及びアレンジは、レコード会社に「やらされている」というよりは「メンバー自らが積極的に新しい領域に取り組んだ」との印象を受ける仕上がりで、曲によっては同時期盛り上がりをみせたAORの線を狙ったのかな?と思わされたりも。特に哀愁を湛えて盛り上がるSKYLARKのカヴァー③は、原曲の良さとメンバー入魂のパフォーマンスが相俟って実にグッと来る逸品ですよ。
もろに過渡期的内容ながら、メンバーの成長ぶりが伝わる1枚となっています。

火薬バカ一代 ★★ (2024-05-22 00:37:26)


フルカウント / Dream A Dream
作曲にメンバーはタッチしていないものの(編曲はバンドで担当)
Gリフのカッコ良さに、Keyを組み込んだドラマティックな曲展開等
'78年の時点で既に80年代HMスタイルの試し撃ちをしていることに驚かされますよ。

火薬バカ一代 ★★★ (2024-05-17 22:26:42)


Dream A Dream

3枚目のシングル“赤ずきんちゃん御用心”が起死回生の大ヒットとなった――これがコケれば大手を振ってHRバンドに戻れると期待していたメンバー的には複雑な思いがあったようですが――LAZYが、’78年に発表した2ndアルバム。
曲作りは全てレーベル・サイドが(主に歌謡曲界隈から)参集した外部ライター勢が担当、歯が浮くような甘い歌詞から、和製BAY CITY ROLLERSの線を狙ったという明朗快活なポップ・ロック・サウンドに至るまで、1st『THIS IS THE LAZY』(’77年)同様、お仕着せのアイドル路線は今回もガッチリと堅持。それでも前作の成功を受け、多少ながらもバンド側の発言権も増したのか、楽曲にしろパフォーマンスにしろ、その端々でLOUDNESSへと至るHR/HM路線の息吹が確認できる仕上がりとなっています。
特に高崎“スージー”晃のGプレイは単なるアイドル枠には収まりきらない「気」が漏れ出す場面が多々あり、疾走ナンバー④なんて切れ味鋭いGリフの刻みっぷりといい、井上“ポッキー”俊次のKeyを生かしたドラマティックな曲展開といい、「アイドル・グループにしては」どころか、この時点で早くも80年代HMスタイルの試し撃ちが如きカッコ良さを誇っていますし、泣きのGとストリングスが効いた劇的なバラード⑥も、後に影山“ミッシェル”ヒロノブがソロ・アルバムでセルフ・カバーしたのも納得の名曲ぶり。あと高崎が歌う③とか、爽やかに駆け抜ける⑨とか、かつては眉をしかめて聴いていたアイドル歌謡風味の楽曲も実は結構魅力的であることに気付かされたりも。
改めて聴き直したことで、グッと評価が高まった一作であります。

火薬バカ一代 ★★ (2024-05-16 00:32:54)


Hotel / Rock Diamond
リフにリードに切れ味の鋭さを発揮するスージー高崎のGプレイ、
楽曲をパワフルに駆動させるデイビー樋口の攻撃的なドラミングと
後のLOUDNESSを彷彿とさせる要素モリモリのHMナンバー。
ミッシェル影山の歌う歌詞にメタル感はゼロですが、
今となっちゃこれはこれでLAZYならではの味かなと。

火薬バカ一代 ★★★ (2024-05-15 00:18:32)


Rock Diamond

LOUDNESSの高崎晃(G)と樋口宗孝(Ds)、今やアニソン界の大御所となった影山ヒロノブ(Vo)らがかつて在籍していたバンドLAZY、’79年発表の4thアルバム。
LAZYの作品は、アイドル人気でがっつり稼ぎたいレコード会社と、本格的なHR路線を追求したいと望むメンバーとの間で毎度鍔迫り合いが繰り広げられており、その濃度差が各アルバムに独特の味わいをもたらしていたりするのですが、メンバー自らが収録曲の大半を手掛ける形でレコーディングが行われている本作は、(アルバム・タイトルが物語る通り)比較的バンド側の主張が通ったと言える仕上がり。まぁ赤面を誘う歌詞にしろ曲調にしろ、相変わらずメインとなるのはブリブリのアイドル歌謡路線であり、影山とリードVoを分け合う高崎や樋口のヘタウマな歌唱が、却って当時の男性アイドルっぽさをマシマシにしているのも微笑ましいという。
いやでも今となっちゃ「人に歴史あり!」と、これはこれで興味深く聴けますし、賑々しく跳ねるロックンロール③、柔和なバラード④、レゲエ風味を巧みに取り入れた⑦、感動的にアルバム後半を盛り上げる⑨、影山の歌の上手さが際立つ⑩等はメンバーの強いHR志向が反映されていて手応え十分。何よりも本作のハイライトは⑥で、スージーのフラッシーなGプレイとデイビーのタイトなDsを軸に攻撃的に疾走するこの劇的な名曲は、歌詞さえ書き替えればLOUDNESSの楽曲としても十分通用するカッコ良さを放っていますよ。
LAZYのカタログの中では、5th『宇宙船地球号』に次いでHR/HMファンにも取っつき易い1枚と言えるのではないでしょうか。取りあえず⑥と⑨は必聴。

火薬バカ一代 ★★ (2024-05-13 22:23:21)