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SUBTERRANEAN EXILE (2020年)
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SUBTERRANEAN EXILE
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解説 - SUBTERRANEAN EXILE
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1. kamiko! ★★ (2020-06-02 23:44:00)

オーストラリア産70年代風ロック2020年作
3ヶ所くらい海外サイトの低得点レビューを翻訳しながら解読し、全曲繰り返し試聴した上で購入に踏み切った。
CDと同じくらいの海外からの輸送代金を払い、その上コロナウイルスの影響で1か月以上待たされ、先日やっと到着した。
とりあえずそこまで苦労してゲットしたが、コレはゲーマーが敢えてクソゲーを買う的なB級作品で、B級愛を持つコアなリスナー向け作品だ。
フルレングスアルバム発表直前のEPがドゥーミーで味わい深い、かつB級臭漂う佳作だったが、その後は佳作を超えられない微妙な作品を連発。
というのも、10年選手でありながらローファイな録音とローテクな演奏、かつヴォーカルがヘタという弱点を抱えている。
金が無くて録音状態が微妙なのかと昔は思っていたが、10年経ってコレということは、(まあ薄々感じていたが)故意に70年代的な
ローファイ作品に仕上げているんだろう。低音をカットし、高音部を際立たせて軽くリバーブをかける音処理をしている。
仮にそういうコンセプトだとしたら、Witchcraftの1st路線だが、少なくともWitchcraftには残念ながら到底及ばない。
ギターの高音部が目立ちすぎて若干耳に障る感じで、70年代的ではあるけども、まだまだ課題を抱えているなぁと感じさせる。
というワケで、70年代を意識したローファイ志向サウンドだが、若干失敗したポンコツ紙一重な味わいを持つ濃厚なB級愛を感じる作品だ。
ヘタなヴォーカルは騒々しいコーラスで誤魔化しつつ、愛情を注ぎたくなるオーラを醸し出している。また、もはや初期の歪んだドゥームとは程遠く
かといってヴィンテージドゥーム的でもなく、正統派HMとも言い難い、「70年代風ロック」というのが最も妥当だろうと思う。
でも、この路線を突き進めば、いつかツボにハマる名盤を作ってくれそうな予感がするんだよ。次作はB級臭の残り香を携えながらの進化を期待している!



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