1987年発表。 「25 or 6 to 4」~長い夜、のハードバージョンが収録されている。 、、、ということだけが売りじゃなく、HARD TO SAY I'M SORRYクラスの曲がたくさん入ってる。シカゴのバラードが聴きたい!なんていう彼女にプレゼントするなら、最終的にはこちらの方が喜ばれるだろう(実話)。 なお、このアルバムから、リードボーカルがピーター・セテラからジェイソン・シェフに交代、現在に続く。ただ違和感はほとんど無し。もともとこのバンドはシンガーが何人もいるからね。 ちなみにこの交代劇は今から見ると興味深い。Judas Priestのボーカル交代劇の際に繰り返されたファンの議論とそっくり。この歴史の繰り返しを見てると結局メンバーが誰になろうと、いい曲つくってくれりゃいいし、悪い曲だと低迷するし、ってところに落ち着く。 ちなみにプロデューサーは現在も多くのヒット曲に携わるデビッド・フォスター。
「Will You Still Love Me?」は超名曲。 このアルバムから看板シンガーのピーター・セテラからジェイソン・シェフに交代。はっきり言ってパッと聴いただけでは交代してるのが分からないくらい違和感が無い。むしろ個性的だが一本調子のセテラから、柔軟性を持ったジェイソンに変わったことで良い方向に向かったのかもしれない。 いずれにせよ良い作品。
1986年発表。まず 25 OR 6 TO 4 のテンポダウンしたリメイクバージョンがリリースされ、歌ってるニューシンガーは当時23歳の若造だと聞き、果たしてセテラの後釜が務まるのかと思いきや、次の WILL YOU STILL LOVE ME? でその実力を認め安心しました。違和感がないどころか、ミリオン・ダラー・ヴォイスと言われながらも、しばしばキンキン声が目立ったセテラに比べてそれが無く、むしろ日本で言うAOR路線が定着した CHICAGO にはピッタリの落ち着いた声の持ち主。本作はそんなジェイソン・シェフの初お目見え作品として押さえておきたいですね。