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DANCE WITH THE DEVIL (2020年)
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DANCE WITH THE DEVIL
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解説 - DANCE WITH THE DEVIL
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★ (2021-08-09 12:08:13)

スイスが誇る正統派HM/HRバンドによる勝負の3枚目。今作では看板シンガーとギターの交代と言う変化はありましたが、シュミーアとV.O. Pulverらがバックアップのお馴染みのチーム編成による脇固めは完璧、あとはどの方向性に進むのかですが、従来のイメージ通り灼熱の魔女軍団がゴリゴリバッキバキのドメタルサウンドを披露、タイトルトラックのようなキャッチーさも上手く混ぜ込み幅を広げてきている点も見逃せません。
前2作で感じられたリズムセクションに対する課題も音質面でクリア、テクノロジーの恩恵を利用しながらタフな彼女たちのイメージをより良いものへと変換しています。
グロウルも操る新シンガーのローラ・グルデモンドの持って行き方が評価を分けるでしょう、多彩な表現力を持ち合わせる彼女の存在により、メロディアスな曲は徹底的にもやれると言う側面を持つことで得られた可能性もあるだろうが、ある意味、このヘヴィネスサウンドに対しては線の細さは否めないでしょう。ライブではどうヴォーカルパートを重ねて処理するのか?そういう意味では人間力を第一に考えるプレイヤー出身には厳しいと映るでしょうね。
正攻法で迫るからダイハードなバンドの顔があるからこそ感じる不満なだけで、一般的には無問題なパフォーマンスです。
このバンドが持つヘヴィメタルに対する信念と裏切らない実直な姿勢、そこに心打たれ応援しているマニアには間違いないしの名盤の誕生、今まで以上にドラマ性を感じるしメリハリが効いている、全てがビルドアップされた今作は勝負に打ち勝ったと言えよう。




2. 火薬バカ一代 ★★★ (2021-09-27 23:34:49)

2代目フロント・パーソンとして元SHADOWRISEのローラを迎え入れたスイス出身の5人組HMバンドBURNING WITCHESが、'16年に発表した3rdアルバム。
DESTRUCTIONのシュミーアと、元POLTERGEISTのV.O.パルヴァーのマブダチ・コンビがプロデュース担当というお馴染みの布陣でレコーディングが行われた本作は、「そろそろポップな方向にも曲作りの幅を広げて来るかな?」とのこちらの予想を正拳突きで粉砕するかの如く、ストロング&スパルタンな正統派HMサウンドを前2作同様に徹底。
ハイピッチ・スクリームが耳をつんざくスピーディなOPナンバー①から、色気を感じさせるエモーショナルな歌い込みが映える⑥のようなバラード系の楽曲まで、表現力豊かにこなすローラ嬢の歌唱力も前任Voのセレーナと比べて遜色はなく、その実力の程はロス・ザ・ボス(G)をゲストに迎え、エリック・アダムスばりのパワー&エモーションで堂々歌い上げてみせるのMANOWARの名曲“地獄の鎮魂歌”のカヴァー⑫からもビンビンに伝わってくるのではないでしょうか。それにしてもJUDAS PRIESTの“JAWBREAKER”といい、SAVATAGEの“HALL OF THE MOUNTAIN KING”といい、このバンドのメタル愛を感じさせるカヴァー・センスには毎度ニッコリさせられますね。(実はカヴァー曲目当てで本作の購入を決意したことは内緒だ)
もはや、メンバー全員が女性であることを殊更に強調する必要性すら感じさせない、「女性にしては~」とか「男勝りの~」なんて枕詞もノー・センキューなHMサウンドが重厚に叩きつけられる1枚。



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