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ZOKUSHO (2019年)
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ZOKUSHO
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解説 - ZOKUSHO
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2019-12-10 00:46:32)

DANGER DANGERにおける曲作りのパートナー、スティーヴ・ウェストが「頑張って作っても売れない(違法ダウンロードされてしまう)」「ライブで求められるのは往年の代表曲ばかり」と、すっかりニュー・アルバムの制作に後ろ向きになってしまったため、新曲作りへの欲求を晴らすべくブルーノ・ラヴェル(B)がロブ・マルセロ(G)、ポール・レイン(Vo)という新旧バンド・メイトを誘ってTHE DEFIANTSを立ち上げたのが'15年のこと。本作はデビュー作から2年のインターバルを経て、’19年に発表された2ndアルバムです。
1stがここ日本で評判を呼んだことへのお礼なのか、漫画風ジャケットや『ZOKUSHO(続章)』なる日本語タイトル等、多分に我が国の市場を意識した要素を入れ込んで来ている本作ですが、サウンドの方にはオリエンタル風味は皆無。前作同様、DANGER DANGERをよりウェットにしたようなメロディアスHR路線を迷うことなく追求してくれています。
マカロニ・ウェスタンの傑作『夕陽のガンマン』のテーマ曲に導かれてスタートするという劇的なOPで掴みはバッチリだった前作に比べると、今回は特にギミックがないので若干肩透かし、立ち上がりとしてはスロー・スタート気味ながらも、ブルーノの卓越した作曲能力、相変わらず伸びやかなポールのVo、そして要所でスリリングなGプレイを差し込み楽曲を華やかに盛り立てるロブのGという3本柱が揃って機能している本編においてはそれも大した瑕にはなっていません。殊にフック満載で贈る、キャッチーで爽快な⑨は本作の魅力の結晶というべき名曲ではないかと。
何はともあれ前作を気に入った方なら安心してお買い求め頂ける優良盤ですよ



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