1994年5月25日、プラチナム・レコードからリリースした1st Single。
作詞:YOSHIKI / 作曲:YOSHIKI、TAKURO / 編曲:YOSHIKI
デビューシングルながらタイアップが大きく、10万枚を越えるスマッシュヒットを記録した。
YOSHIKIのアレンジが前面に出ており、ストリングスを多く使用しており、後半からピアノが出てくる(ピアノはYOSHIKIが弾いている)。タイアップ先のアニメの方はOPもGLAYの「真夏の扉」だが、アニメ側が発売したビデオにはこの楽曲は未収録となっている。TAKUROが16歳の頃に作ったと言われており、函館の高校卒業ライブでもこれの原型となる曲が披露された。なお、YOSHIKIがピアノを弾く事になったのはTAKUROの提案で、「YOSHIKIにプロデュースされるバンドはみんなYOSHIKIに気合を入れられる(殴られる)」という噂があったために、「ピアノを弾いてください」と頼めばYOSHIKIからプロデュースの話を断って来るだろうと思ったら、意外にもYOSHIKIが快諾したので実現された、とTAKUROは語っている。しかしその後、作詞が実質YOSHIKIになっているということもあり、ライブでは滅多に演奏されなくなった。TAKURO曰く、「YOSHIKIさんを超えるアレンジができなかった」という。しかし「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」開催前のラジオで「EXPOのチケットが完売したら演奏する」と発言。公約通り、アンコールにロックバージョンで披露された。発売当時は「YOSHIKIの七光り」と評されることもあり、YOSHIKIファンからは「YOSHIKIを七光り扱いするなんて!」と激怒されることもあったという(TAKURO著『胸懐』より)。
この曲はもともとはTAKUROがアマチュア時代に作詞作曲した「JULIA (reason for so long)」という曲で、メロディはほとんど変わっていないが歌詞は全く異なっており、バックのサウンドもアコースティック・ギターのみであった。しかし、それがYOSHIKIの眼にとまり、後にアレンジが加わり「RAIN」となる。2009年8月15・16日の「GLAY 15th Anniversary Special Live 2009 THE GREAT VACATION in NISSAN STADIUM」では「Julia」としてTERU&TAKUROの2人だけの形で演奏され、制作秘話も披露された。
上京後、1993年にリリースしたデモテープ『SPEED POP』にも、これの原型となるナンバー「JULIA (reason for so long)」が収められている。その後YOSHIKIに作詞と一部作曲される。クレジットとしては作詞:YOSHIKI / 作曲:YOSHIKI、TAKUROである。
1995年3月1日発売のファーストアルバム『SPEED POP』には、冒頭の雨の音がカットされたバージョンが収録されている。インディーズアルバム『灰とダイヤモンド』には、アレンジが異なるテイクが収録されている。