2005年7月20日、Ki/oon Recordsよりリリースされた28th Single。
作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel and Akira Nishihira
6月22日にアルバム『AWAKE』が発売された1ヵ月後に発売されたシングル。発売日の3日後の7月23日から本楽曲がオープニングテーマとして起用されているアニメ映画『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』が公開された。ちなみに『AWAKE』にはエンディングテーマだった「LOST HEAVEN」が収録されており、「Link」も「LOST HEAVEN」も『鋼の錬金術師』の劇場予告編で初公開されているが、公開された順も発売された順もエンディングテーマだった「LOST HEAVEN」の方が先となっている。
元々は主題歌として起用される予定だったのはエンディングの「LOST HEAVEN」のみの予定だったが、映画の製作側が「LOST HEAVEN」を聞き「オープニングも担当して欲しい」といういきさつで「Link」が制作、起用された。
作曲者であるtetsuyaは雑誌のインタビューなどで「大人から子供まで『シングアソング』出来るような曲を作った」と話しており、最初から明るい曲を作る気でいたという。hydeが「『人と人との絆』をテーマにして詞を考えた」と発言しているように、「繋がり」という意味を持つ『Link』がタイトルになった。
ちなみに楽曲の発売後に『COUNT DOWN TV』に出演した際に、hydeが「最初はタイトルをカタカナで『キズナ』にしようかと思ったけど、演歌っぽいと思って『Link』にした」と発言。それに対しtetsuyaが「逆に新しかったかも」と発言すると、hydeが「逆に新しかったか〜」と若干悔やむ様なやりとりがされた。
また、夏らしいポップスという概念から、プロモーションビデオでもプールの中でラルクのメンバーが一人ずつ演奏をする、などの演出があった。また、hydeはPVの中でモヒカン姿を披露した。
また、同PVの撮影中にkenが左足小指を骨折するというハプニングがあり、この骨折中に出演したテレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』には、ken以外のメンバーは通常通り階段から降りて登場してくるにも関わらず、kenのみが舞台横から松葉杖を突いて登場するという異例の登場で出演をした(曲披露時には、椅子に座ってギターを披露した)。この時kenは、「マライアの通訳さんの動線で出てきた」と発言している。
アルバムバージョンでは、サビでのボーカルをオーバーダブし、ギターアレンジの変更、シンセサイザーの増音、アウトロを原曲のフェードアウトから完奏へ変更している。なお、ミックスを行なった経緯についてはtetsuyaから「当時レコーディング時間が足りず、やり残した事をやっておきたい」との要望により実施されたため、他のメンバーは一切ミックスには関与していないと、tetsuya本人がゲスト出演したラジオ番組で語っている。