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このアルバム全体に言える事ですが、出音とフレージングを効果的に使い、
立体的な音像空間の構築する彼らのハイレベルな音楽センスにはホント脱帽です。
この曲はそのセンスの最たるものではないでしょうか。
T3、T4とこの曲とは組曲であるような気もします。

デス声が映えるためか前曲がまったりなためか
すごく攻撃的な感じ。でもやっぱり宇宙的☆☆☆

おそらくコーラスエフェクトをガンガンにかけたクリーントーンのギターアルペジオに鳥肌が立ちます。こんな変拍子なんで思いつくんだ、というか思いついたとしても一つの曲としてまとめられる技量はどこから来たんだ……という感じ。さすがジャズの感性を取り入れたメタルミュージシャンはやることが独創的です。

アルバム『Focus』後半のスタートを飾る曲。空間系エフェクトを一杯にかけたクリーンギターが非常に美しいのはアルバム全体に言えることですが、とりわけこの曲は(おそらくJason Gobelによる)高速アルペジオがこれでもかと揺さぶりをかけてきます。冒頭の波の音も相まって、異星の大海を漂うかのような気分を味わうことができます。前曲「Sentiment」から続けて聴くのがオススメ。

ところで、アルバムリリース30周年記念のリミックス盤を制作中らしいですね。順調にいけば2023年にはリリース見込みだそうな。オリジナルメンバーのうち２人が既にこの世を去ってしまいましたが、これからも多くの人々に聴かれ、愛されますように。

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