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RE-IGNITION (2019年)
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★ (2019-05-04 14:16:08)

大人の事情によりTANKというバンドは空中分解してしまった。現在はアルジー・ワードのソロプロジェクト的なTANKと、こちらのミック・エヴァンス&クリス・タッカーのコンビによるTANKが存在する。

最初はドゥギー・ホワイトを、次はZPサートと歌えるシンガーを迎えアルバムをリリース。そして今回のセルフリメイク作で歌うのはPink Cream 69などで知られる、こちらも歌えるシンガー、デヴィット・リーダマンである。
正直、彼がTANKに合うか合わないかはさておき、歌えるシンガーの加入は楽曲の持つ色艶を完全に別のモノへと変えている。このあたりの噛み合わせが大きな評価の分け目になりそうだ。
こうして過去の名曲群を違うシンガーで聴き、アルジーのヤサグレヴォイスがバンドの顔だった事が理解できた。そして、あの男の哀愁を背負い込んだ憂いもバンドの魅力だったと思う。そういう意味では、今作にミックスも個人的には肝。古臭さを排除した現代的なサウンドメイクは、さらにオリジナルにあった刹那な響きを排除しており、デビットの無理してるっぽい歌い回しも微妙な空気を生み出し、何とも言えない危うさがある。

噛み合っている瞬間と噛み合っていない瞬間が一曲の中にあり、そのカッコよさと最高にカッコ悪いと思わせるパートが同居しているのがポイントだ。アルジーは癖が強すぎた。ACCEPTが第一線に復活出来たのは曲の良さだけではなく、全盛期のパフォーマンスと比べ遜色もなく、また色を変えない歌い手を見つけてきた事が大きい。
デビットは悪くない、むしろ器用なタイプだけに上手く立ち回っている印象さえあるのだ、人選ミスと言えばそれまでだが、それほどTANKサウンドは個性的だったと言えよう。
個人的にはシンガー云々よりも現代的なサウンドメイクの方が気になった。

思い入れのない若い人には是非とも、今作のセルフリメイクを聴き哀愁のヤクザメタルサウンドを楽しんで欲しい。そして興味をもったのであれば、過去の作品にも向き合って欲しいね。今の世の中はタダでいくらでも音楽を楽しめるのですから




2. cri0841 ★★ (2019-05-25 11:44:25)

様式美路線の今の彼らは大好きで、デヴィッド・リードマンも好きなVoですよ。完全新作を待ってたら、何と初期リメイクとは
何ともまあ・・・。違う違うそうじゃなぁーい。これだと初期ファンの神経を逆撫でしちゃうよ。待ってるのは質の高い新曲なのです。

さて今回のリメイク、曲によっては違和感しか感じないものもあるし、上手く歌いこなしている所もある。品質がバラバラかも・・・。
実は全曲デヴィッド・リードマンが歌ってない。トム・エンジェルリッパーやダニ・フィルスが歌ってるヤツの方が違和感なかったりして。
原曲は全て名曲揃いで、選曲はベストなんだけどね。いっその事、TANK聴いたこと無い人に聴かせたい。意外と格好良く聴こえるのかしら?
各種聴き放題サービスで聴いてみて下さいね。

正直アルジー以外なら誰が歌っても一緒なのかな?と投げやりな感想を持った。せめて初期曲はダミ声で聴きたいものだ。

何とこの編成で来日ですよ皆さん!デヴィッド・リードマンには出来るだけ『War Machine』から歌って頂きたいものです。



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