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TUNGUSKA (2018年)
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TUNGUSKA
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解説 - TUNGUSKA
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2018-10-31 22:35:46)

解散宣言の撤回後、それまで以上にバンド活動に対して積極的になったことの表れのように、前作『GHOST OF GRACELAND』(’16年)から僅か2年という短いインターバルでの発表となったTREATの最新アルバム。
TREATにしてはややダークで重厚な方向に振られていた――それでもメロディのフックに翳りがなかったのが流石――『GHOST~』に比べ、今作は逆にバンドが原点(この場合は復活1作目にして大傑作『COUP DE GRACE』の作風を指す)を見つめ直したかのように、アンダース・ヴィクストロムのGがもたらすヘヴィ・メタリックな切れ味と、ポンタス・エグベリ&ジェイミー・ボーガーの腕利きリズム隊により醸成される躍動感溢れるリズム、そしてロバート・アーンルンドの泣きを含んだVoが際立たせる、TREAT独自の哀メロ・センスとがバランス良く配合したHMサウンドが託されています。
神秘的なイントロに続き雄々しく立ち上がるOPナンバー①が始まった時点で、多くのファンが本作に対する手応えを感じられたことと存じますが、本編には他にも優れた楽曲が目白押し。緊迫感を湛えた③、冷ややかなメロディが映えるミッド・チューン⑦、涼し気に駆け抜ける⑧、ドラマティックなバラード⑩、個人的にアルバムのハイライトに推したいキャッチーな⑪、絶品のコーラスでライブ会場がタテに揺れる様が目に浮かぶような⑫等々…。もし彼らが’13年に宣言通りに解散してしまっていたら、こうした素晴らしい楽曲の数々が世に出ることもなく埋もれてしまったかと思うとゾッとしますよ。つくづく思い止まってくれて良かった。




2. cri0841 ★★★ (2018-11-04 20:28:12)

2018年発表の8th。ツングースカ大爆発が題材?北欧メタルに関しては門外漢のワタクシもこれは素晴らしいのでは?
と唸ってしまった。復活後の3枚の中では、敢えて北欧メタルらしくない曲も含んでいるのが意欲を感じさせて良いです。
具体的には前半。メタルのエッジは充分感じさせます。7曲目以降はいかにも北欧って感がしますが。
聴き込むと、この曲もイイなとどんどん印象が変わってきます。色彩豊かと言うか。底知れぬ曲作りの巧さ。
解散の噂があったってのはこの作品のクオリティに触れた後だと、寝言にしか聞こえません。
ダサカッコイイジャケ絵も最高w先日の来日公演も行けば良かったなぁ・・・後悔・・・。




4. 失恋船長 ★★★ (2023-01-10 14:24:20)

前作にあったモダンな風味付けを絶妙に排除、とは言えそれ風の楽曲もあり、安易な80年代型メタルと言う手法は一切とっていない。前半から色彩美豊かな楽曲を揃えてきた。この野心溢れるバンドサウンドは成功を掴む最短ルートを見つけたかのような光が差し込んでいて、躍動感溢れるダイナミックなリズムと北欧らしい冷ややかなメロディを軸に多種多様な方法論で魅了してきた。
とにかく迷いが一切ない、全力で極上のメジャーロックをやっている。
BON JOVIが哀愁のメロディと魅了した路線に戻ることはない、デフ・レパードも中途半端で何をやっても過去を超えられないだろう。
もう積んだ両者に変わりトリートがメジャーロックの本流となり広くハードシーンを支えて行くのでは?と錯覚するほどに充実ぶりだ。
唄を中心としつつもギターも心地よく鳴り響き、気持ちよさそうにリードしている。聴きやすいサウンドメイクはNWOTHMを彷彿とさせるが、年期の違いというのかバンドとしての味がある、それが有機的な絡みを魅せ、品行方正なハードサウンドに人間的グルーブを持ち込んでいる。このバンドだから出せる音、そういうモノを持ったバンドは強い。
前作も良かったが、今作は幅広い年代に受けそうなスタイルだろう。今が全盛期、そう思わせるフレッシュなハードサウンドに魅了されました。エンターテイメントなんですよねぇ。KISSIN' DYNAMITEとか思い出しましたね。



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