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BACK FROM HELL (2013年)
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BACK FROM HELL
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解説 - BACK FROM HELL
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-02-12 02:10:21)

NWOBHMファイターとしては伝説の男として語り継がれるシンガーのブライアン・ロス。このバンドもそうだがSATANのシンガーとしても知られ、上手いとは言わないが、英国ロックを想起させる煮え切らないメロディと歌声、あの味わいこそがブライアンである。そんな雰囲気重視のバンドサウンドは、彼の真骨頂。今作には息子のアラン・ロスも参加と身内感はより強まったが、色々と面白い仕掛けを施している。

成功したかは微妙だが女性シンガーをゲストに迎えた④など、今までにない雰囲気の曲であり、ある意味ゴス系のロックを導入、そして⑨ではJPに対する絶大なる畏敬の念を込めて歌詞にしたためた究極のトリビュートソングを披露。ほぼ、JPの楽曲を歌詞にしている。これは洋楽を何十年聞き続けると英語の訛が完璧に聞き分けられるという大嘘をこかなくても分かるレベルなので、マニアの方は是非とも聴いてみてください。
ちなみにこの曲でもゲストシンガーを迎えています、JPのトリビュートバンドなどで活躍するマーティン・マクマナスのなりきりぶりが、この曲の面白さを膨らませていますが、やはり評価は分かれるだろう。

②でセルフカヴァーが出た事にもチョイと驚いたが⑪曲目がなんとメタリカのSeek & Destroyをカヴァー、という掟破りの逆カヴァーを敢行と、なんかこう話題性をぶっ込んできた感が強まり、少々違和感は拭えないのだが、余計な先入観を除いて純粋な気持ちで向き合えば評価も変るでしょう。個人的にはチョイとやり過ぎだなぁと思わずにはいられないのだが、オリジナル曲でも十分勝負できるほど、伝説のNWOBHMファイターとして体裁は保っている。変わり種を放り込みマンネリ打破を狙った。そういう意気込みは買いだ。

女性シンガーを迎えたり、JPの曲名で歌詞を紡ぐなど頭ごなしに否定するないようでは無い。現代的なスタンスも無視しない現代に蘇ったNWOBHMなサウンドはマニア筋にはたまらないだろう。テクノロジーの恩恵を受け、往年の雰囲気を壊さなかったブライアンの歌声も熟成された旨味があり、これこれと興奮を覚えます。

何を聴きたいかで評価も分かれそうですが、チャレンジする姿勢は買いでしょう。でもメタリカはいらんぞ。彼らのおかげで印税入ったんだろうけどね。



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