確か「第三の目」は額にあって(宗教画にも額に目のようなものがある神がいますね)全てを知覚し見通す力がある……というようなものだったと思います。うろ覚えなのですが。 この曲は聴き手の額にメスを入れ、新たなる複雑怪奇なToolの世界を見せてくれる目を開かせる力があるのかもしれません。 クライマックスの「Plying Open My Third Eye」の繰り返しは何度聴いてもノックアウトされます。
ラストの“Plying Open My Third Eye"のリフレインと楽器隊のポリリズムがドギャーンと一致する瞬間のカタルシスを堪能するためにある13分です。 蠱惑的でありながらどこか切ない歌詞とインダストリアル&プログレの突然変異のような調和は既に完成されており、この一曲自体が一つの経典のようです。おお、広目天…!