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Rigor Mortis (失恋船長)
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Rigor Mortis vs. The Earth (火薬バカ一代)


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Rigor Mortis

あれ?コメントした記憶があるぞ??ロストですね。消えております。

死後硬直を訳せる物騒なバンド名もインパクト大。テクニカルな要素を詰め込みつつも渋滞を引き起こさないアイデア。正直、音質は厳しいのだが、その埃っぽさが若干残りつつ、どうも大浴場で叫んでいるようなエコーの掛かり方が気になる。
陰惨で血なまぐさい暴力的なサウンドやリフワーク、トレモロも刻みシングルギターとは思えないダイナミズムもあるのだが、そこが評価を分けるだろう。
しかし、この峻烈なる火力の凄さ、破壊力満点のサウンドは、目まぐるしく移り変わる強靱なリズムプレイと相まってスラッシュメタルマニアを食いつかせる魅力が満載。もっと言えば、BGMにはなれない衝動性、襟首を掴み否が応でも振り向かせるだけの音を持っている。
ドイツでもベイエリアでもない、テキサス流儀のドグサレヤクザサウンドのえぐみ。売れることとは無念の高潔なるダイハードな精神性、その姿勢が音に現れていますね。問答無用のスラッシュメタルです。
先を読ませない展開、スリルに溢れた構成は見事としか言いようがありませんね。

スピード狂を自負するマニアやスラッシュメタルを愛するものならば、今作は避けては通れないアルバムです。
ちなみにギターのマイク・スカッチャはMinistryに参加した事で名を上げました。今作を聴けば、彼がどんなバンドに加入しても驚きはないでしょう。

失恋船長 ★★★ (2024-06-23 16:55:59)


Mummified / Rigor Mortis vs. The Earth
ANNIHILATORの“CRYSTAL ANN”を思わすムーディなイントロから
せかせかと前のめりに突っ走るアルバムOPナンバー。
執拗なリフの刻みから、華麗とさえ表現できそうなソロ・パートまで
楽曲を牽引するGの活躍ぶりがここでも際立っています。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-03-26 00:06:24)


Sog / Rigor Mortis vs. The Earth
スラッシュ・メタル・ソングとしてはテンポは抑え気味ながら
リフにソロに縦横無尽に駆け巡るマイク・スカシアのGと
煽るようなシャウトVoが焦燥感を高め、6分以上に及ぶ長尺をダレさせません。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-03-25 23:53:12)


Rigor Mortis vs. The Earth

1stで歌っていたブルース・コルビットが脱退。ケイシー・オア(B)と新たに加入したドイル・ブライト(G)がVoパートを分け合うツインVo体制への陣容替えを経て、RIGOR MORTISが’91年にTRIPLE X RECORDSから発表した2ndアルバム。
後にMINISTRYやGWAR、SPEEDEALER、WARBEAST等に参加することとなる猛者たちにより構成されたバンドであり、はっちゃけたアートワークや、RAMONESのカヴァー⑥の激ハマりっぷりからも、彼らに関しては「テキサスの暴れん坊」的なイメージが強いのですが、本作で聴けるのは剛柔使い分けるGプレイといい、思わず一緒に叫びたくなるギャング・コーラスといい、スピードは若干抑え気味に、その分ダイナミズムとノリ易さの増強が図られた、意外なぐらいキャッチー(ポップという意味に非ず)なスラッシュ・メタル。
特にANNIHILATORを思わすインスト序曲①でムーディにアコギを奏でたかと思えば、痙攣気味に刻まれるリフと高機動力を生かして音数多く駆け巡るリズムとが、焦燥感をまき散らしながら突っ走るスラッシュ・ナンバー②③④⑦⑪等では鼓膜を切り裂くように弾きまくったりと、振れ幅の大きなパフォーマンスで楽曲をグイグイ牽引するマイク・スカシア(G)の存在はこのバンドの大きな武器。6分以上に及ぶ緩急を飲み込んだ曲展開で畳み掛ける本編のハイライトたる⑤⑩の魅力は、彼氏のG抜きには語れませんよ。
こぢんまりとしたプロダクションは些か迫力に欠けますが、'91年というHR/HMシーンの一大転換点に発表されたスラッシュ・メタル・アルバムの中では、トップ集団に食い込む完成度を提示してくれている1枚じゃないかと。

火薬バカ一代 ★★★ (2020-03-25 00:35:05)