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R.O.C.K. (1986年)
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R.O.C.K.
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解説 - R.O.C.K.
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1. 失恋船長 ★★★ (2016-07-11 14:13:27)

フィンランドの音楽シーンでは知らない人はいないと言われる国民的なシンガーKiril ”KIRKA” Babitzinが、今作と次作の『THE SPELL』の2枚はハードなロックサウンドを展開しており、後発のアルバムが後期RAINBOWの哀メロスタイルなら、今作は再結成パープル風とも言えなくもない溌剌としたロックナンバーを収録(④ではアリス・クーパーに⑥もステッペン・ウルフのカヴァーも収録)主役たるKIRKA氏もイアン・ギランを彷彿とさせる芯のある骨太な歌声を披露、そのハードな魅力は①⑩で堪能できるしポップシンガーとしての持ち味はバラード③⑧で堪能できるしと、彼の特性を堪能できる一品としてハードな調べを好む方にも強くおススメできる一枚でしょう。無難な曲作りと、どこか畑違いを感じなくもないですが、キャッチーで哀愁を帯びたメロディを朗々と歌い上げる様の説得力、そしてギラン風の歌唱スタイルを取り込んだパフォーマンスも安定感があり安心して聴いていられるのが最大のポイント。1986年というメタルバブルの余波がこのような形で表れているのが実に興味深いですね。ハードテイストの強い歌モノAOR風ロックサウンドがイケる方なら十分に楽しんでいただけるでしょう。無難だけど演奏もしっかりしているのがエエですわ


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