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FINDING THE SACRED HEART: LIVE IN PHILLY 1986 (2013年)
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FINDING THE SACRED HEART: LIVE IN PHILLY 1986
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解説 - FINDING THE SACRED HEART: LIVE IN PHILLY 1986
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 帰ってきたクーカイ ★★★ (2013-07-17 20:19:58)

 1986年6月17日、フィラデルフィアのスペクトラムにて収録されたライブ盤。というか、ライヴ映像作品のサウンド・トラック。
 私は習慣的にテレビの前で長時間過ごすことをしないので、気に入ったバンドの映像作品も、ほとんどスルーしている。もっぱら購入するのはCDだ。
 本作もCDで購入したのだが、テレビの前でジッとしているのが苦にならない人には、映像作品の方を購入されることをお勧めしたい。多分、凄いと思う。
 ライヴ盤を買う時に、誰でも悩むことがあると思う。その一つが音に関してだろう。酷いのになると、臨場感の有無以前に、スタジオ音源より音が劣化し、演奏が拙劣になったような代物すらある。
 本作に関して言えば、その心配は全くない。臨場感たっぷり、やや低音が目立つがエッジがしっかり立っているギター、そしてなにより、ロニーの歌唱が素晴らしく良く聴こえる。
 本作はヴィヴィアンからクレイグにギターがチェンジした後の収録だが、クレイグが本当に良く頑張っている。製作に参加していない1st~3rdの楽曲を、良く弾きこなしている。ギターソロはさすがにピロピロと良く囀り、勢いで引き倒しているものの、独創性に欠けるものではあるが。ま、当時は速弾きが持て囃されていたので、ありがちではある。
 本作は、全体的にとても良く出来たライヴ盤である。私は常々3rd発表後のライヴ音源がフルで聴きたかったのだが、本作を聴いてようやく溜飲を下げることができた。
 




2. 失恋船長 ★★ (2018-10-30 14:13:10)

DVD&CD2枚の3枚組の商品が2013年にリリース。音質も改善され完全体として蘇った。ヴィヴィアン・キャンベル脱退後のツアーと言う事で色んな憶測もありますが、脂の乗ったロニーのパフォーマンスは常に素晴らしく、この夜も絶好調と言えるだろう。個人的に、やはりTIME TO BURNのライブヴァージョンがあるというのがポイントで、曲自体は地味目のつまらないものなのだが、この希少価値一本に持っていかれる。
ヴィヴィアンほど、個性のないギターだが、リッチースタイルのグレイグの加入はけして間違えではない。今回のライブで忠実にプレイしようとする姿や、グレイグ流の解釈などギターヒーロー然とした佇まいで新旧のギタースタイルを提示した。元々、リッチータイプだが、派手なタッピングなども器用にこなせるギタリストなので、1986年以降のメタルシーンを乗り切るために白羽の矢がたったと言えるだろう。まぁ、一説には腕を磨いたヴィヴィアンがロニーを喰う程の人気と実力を身に付けた事に嫉妬した為、地味な相棒を連れてきたと言われているのですがね。

新たなる相棒と盤石のベテラン組の融合、新生DIOの門出を占う貴重なライブ音源。その実態を確認する上でのライブ映像は貴重だと思いますよ。ただ、古い映像を上手く加工しているのだが映像と音の違いに、見ていると戸惑うだろう。まるでアフレコのような感覚に陥る。細かい事なのだが、その辺りが気になると、のめり込めなくなるのが難点だ。



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