1999年、古巣のソニーから出した極悪集大成盤。通算第16大教典、かな? 本来は1999 BLACK LIST と2枚組で発売を計画したらしいものの、結果的にはそれぞれのレコード会社で1枚ずつの発売となったらしい。 実際にはWORSTとかぶる曲(及びテイク)が多く(かぶる7曲、うち同一テイク4曲)、 正直「?」は拭えない。 90年代前半におけるバンドの迷走が、こうした選曲に現れているのではないか。 (「嵐の予感」を BLACK LIST にもっていかれたのもデカい) が、「正義のために」「世界一のくちづけを」が大教典に収録されているのは喜ばしい。 この2曲やヴォーカルを入れなおした「BAD AGAIN」から明らかなように、 90年代前半、迷走の中でしかしバンドは良質なシングル(のみの)曲をコンスタントに作り出していたとわかる一枚。