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不穏なイントロから、沈むように入る京のボーカル。
そこから更に深く沈みこむようなグロウルや引きちぎれんばかりのホイッスルやハイトーンボイスへと繋がり、また深く沈む。
このまま、この繰り返しかと思った瞬間、今までため込んだものを全て爆発させるが如く、疾走し始める。
今回のアルバムで多用されているグロウル、なんか今までのそれよりもより深く唸るような声で凄く格好良いなあ…。

聴いてるうちにどんどん曲の世界に引きずり込まれてゆく・・・
Dirを聴いているとよくあることだが、そんなものでは済まされない。
ガラテルボイスとハイトーンが混じって、その次にホイッスルボイスでなだらかに暗く終わる。こんな発想できるのDirだけ。

恐らくこのアルバムの中で屈指のスルメ名曲!
インパクト、メロディ、激しさや、美しさは、いわば取っ付きやすい曲が他にあるが、
何だ? この曲は?
ひたすらスロウペース、鬱な曲調、メロディアスなのかヘヴィなのか…。
とにかく! 聴きこまなけれぱ解らない問題曲!!
しかし、この曲の世界観、多様なVocalの魅力は、はまったら抜け出せない。VINUSHKA、凱歌に匹敵するナンバーである。

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