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扉(DEPARTURE) / CIRCULATION (Usher-to-the-ETHER)
螺子(NEJI) / CIRCULATION (Usher-to-the-ETHER)
SNOWFLAKE / CIRCULATION (Usher-to-the-ETHER)
CIRCULATION (Usher-to-the-ETHER)
ある少女の願い(A GIRL'S WISH) / CIRCULATION (Usher-to-the-ETHER)


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扉(DEPARTURE) / CIRCULATION
タイトルこそ旅立ちを思わせるのに、この沈痛な曲調は一体…。
聴いていると視界からどんどん色が抜け落ちていくような錯覚に陥ります。でも、卑近な例えでは、私は進学でも新しい人間関係が出来る喜びより今の仲間と別れる悲しみの方が1000万倍深い人間なので(笑)、この悲しい旅立ちの世界観にはかなり共鳴します。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2006-08-11 16:40:12)


螺子(NEJI) / CIRCULATION
前曲の「ある少女の願い」も悲しみに彩られたトーンを持つ曲でしたが、この曲は更に重々しい雰囲気ですね。まるでピアノの低音が聴き手の胸を抉るかのようです。歌メロ自体はアルバムの中でも取っ付きやすいと思うのに、この深みのある世界観は素晴らしいです。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-08-11 16:35:52)


SNOWFLAKE / CIRCULATION
こういう曲に異国情緒を感じるのは、個人的にですがアコーディオンの音色が石畳の街を思わせるからかも。そしてそこに降り積もる粉雪の様に繊細なピアノ…。暑い夏、避暑地に旅行に行くお金が無くとも部屋でクーラーをかけてこの曲を聴けばオールオッケー(笑)

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-08-11 16:31:52)


CIRCULATION

2006年発表の1st。
このアルバムは、信頼しているレビューサイトが二つも(一つは志方あきこを紹介してくれた
サイトで、もう一つはSOLEFALDやATROXを紹介してくれたサイト。全然路線が違う…)
絶賛していたので、これは絶対外れないなと思ったら案の定の素晴らしい作品でした。
このユニットのコンセプトは「どこにもない世界」らしいですが、本当に聴いていると
イマジネーションの中に埋没しそうな綺麗なアルバムです。凛とした空気感を醸し出す
ピアノにヴァイオリンやマンドリン、アコーディオンなどが絡み合い、ノスタルジックな
雰囲気に。淡々と歌ってるように聴こえながら実は繊細に抑揚をつけているヴォーカルも
良い感じですね。個人的には、石畳の街で灰色の空から雪が舞い降り、街灯を見上げながら
追憶に浸っているような悲しげだけどロマンチックなイメージがあります。
結構変わったリズムも取り入れているみたいですが、それがあからさまではなく、あくまで
世界観の構成や音の機微を表現する為なところがいいですね。「プログレ?ああ、なんか
演奏とか小難しい音楽でしょ?」とかのたまう人には是非聞かせてやりましょう。
きっとその人の世界は塗り替えられてしまうでしょう(笑)。
まぁ、一般的なJ-POPと比べるとサビでいきなり盛り上がるとかがなく、静かに曲が
展開していくので多少は取っ付きにくいのかもしれませんが…。
それでもこの静謐な雰囲気は結構求めている人が多いんじゃないかと思います。

Usher-to-the-ETHER ★★ (2006-08-07 23:42:00)


ある少女の願い(A GIRL'S WISH) / CIRCULATION
もう始めの時点でピアノが物悲しく、悲痛な追憶に浸りながら佇んでいるような雰囲気ですが、そこに雪が降り始めるような視覚効果を伴う(←あくまで私のイメージです)マンドリンが…!
『悲しい出来事は/夢の中だと信じてもいい?』…なんて切ない曲なんでしょう。メタルのギターソロぐらいで泣く人が聴いたらドライアイになってしまいますよ(笑)。

Usher-to-the-ETHER ★★★ (2006-08-06 22:13:58)