「新章・経始」
完全オリジナルアルバムとしては「PAX VESANIA」以来となる6thアルバム(オリジナルだけならメジャー2nd)。軍楽隊の「軍」の力強さを前面に出しつつ、「闇」のニュアンスをベースにファンタジーの世界観を打ち出した作品となっており、あらかじめ決められてテーマの下、楽器隊の出したデモから選曲し、アレンジする形で制作された。
一方で様々なバンドサウンドに取り組んでおり、担当パートが自由にアレンジする余地を残して作曲してから、他のメンバーと共にアレンジを詰めていったという。レコーディングにも影響を及ぼしており、ゆいはリミッターを完全に外した上に、余計な情報を入れないために証明を限界まで落として望んだ。また、ギターは目指した音の性質上、ほぼ同一人物に寄る演奏が必要だったため、大半を紫煉が演奏し、エフェクトを掛けて効果音のような役割をするパートのみ橘が担当した。