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LIFE SENTENCE (2013年)
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LIFE SENTENCE
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解説 - LIFE SENTENCE
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 火薬バカ一代 ★★★ (2013-06-22 01:40:48)

SAXONを筆頭にANGEL WITCH、DEMON、MPIRE OF EVIL、TANK、THE RODS、TOKYO BLADE等など、NWOBHMのベテラン組が全盛期ばりの力作を次々に発表して気を吐く昨今ですが、SATANの復活作も「連中に追い付け追い越せ!」という気概が充満した、実に見事な出来栄え。
BIG 4にもインスピレーションを与えた、鋭角的に組み上げられた俊敏なGリフに乗って、くぐもった声質で煮え切らないメロディを歌い上げる「ザ・ブリティッシュ!」なブライアン・ロスの歌唱が疾走する①が始まった途端、「おぉ、SATANが帰ってきた」と実感させられる本編は、メンバーが語る通り、アートワークも含めて確信的にSATANをSATANたらしめる要素が盛り盛り。
特に白眉はスティーヴ・ラムゼイ&ラス・ティッピンズによるドラマティックなツイン・リードGで、SATAN~BLIND FURY~PARAIHと、縦横無尽・変幻自在に動き回ってアルバム/楽曲のハイライトを創出し続けてきた鮮烈なコンビネーションは、今作でも色褪せることなく健在。
前述の①だけに留まらず、軽業師のようなリフ・ワークに翻弄される④、エキゾチックな色合いを湛えた②⑤、スピード・メタリックに突っ走る⑥⑧、憂いを帯びてキャッチーな⑦、そして尻上がりに加速しながら本編を締め括る⑩といった楽曲のカッコ良さは、この2人の存在があればこそでしょう。
こんなアルバム聴かされたら、そりゃ活動の継続を期待せずにはいられないってもんですよ。




2. ムッチー ★★★ (2014-02-07 23:40:40)

2013年にリリースされた3rdアルバム。全10曲で44分の作品。
83年の1st『COURT IN THE ACT』リリース時のメンバー5人で製作され、
SATANのオリジナルアルバムとしては、26年ぶりとなる3枚目です。
これが本当に素晴らしいアルバムで、感動しましたし嬉しくなりました。
これぞ理想の正統派HMです。それをNWOBHMで輝いたベテランバンドが体現してくれましたね。
「ヘヴィメタルってどんなの?」って聴かれたら、これを差し出したくなるような、
そんな、自分が思うHMの魅力がたっぷりに詰まった作品だと感じました。

なんといっても、↑の火薬バカ一代さんもおっしゃっているように、
ツインギターが全編通して大活躍で、これが最大のポイントだと思います。
2本のギターがそれぞれのチャンネルにちゃんとセパレートされていて、
リフを弾いている時でも、2人がちょっとずつ異なったフレーズを弾いているのが分かるし、
ハーモニーリードを弾いている時でも、下手にリズムギターを重ねていないのがとってもクール!
この2人のコンビネーションには終始魅了されっぱなしでした。

そして、リズムセクションも非常に良い働きをしているのですが、これは音質の面も大きいですね。
MOLLO/MARTINでよく知られる(?)ダリオ・モロがプロデュース・ミックスを手掛けていて、
最高の音に仕上がっています。自分はこういう音、大好きです。
前述のギターサウンドはもちろん、ベースもボトムでしっかりと主張しているし、
ドラムもとってもパワフルです。特に、太くて少々甲高いスネアの音がツボです。
このドラムサウンドのおかげもあって、メンバーの年齢などまるで感じさせない、
エネルギーに満ち溢れた音になっていると思います。

肝心の楽曲も、10曲全てが素晴らしい。
厳密に言うなら、⑨"Personal Demons"はイイ、⑦"Tears Of Blood"が非常にイイ、
そして残り全ては、もう最高クラスに大好きです。
ブリティッシュHMの誇りを感じさせる楽曲ばかりですね。
そして、それをただ演奏するのではなく、細かなところまでアレンジが行き届いていて、
SATANというバンドが持っているセンス、音楽的実力の高さを痛感させられますね。

自分はSATANのアルバムは今作が初めてだったのですが、
ここまで素晴らしい作品を聴かせてくれるとは思っていませんでした。
そして、BLIND FURYやPARIAH時代を含む、他のアルバムも聴きたいと思うと同時に、
何よりも、このラインナップでの活動の継続を願わずにはいられません。




3. 失恋船長 ★★★ (2014-06-07 13:36:39)

オープニングでいきなり殺られましたね。「キターっ」とゾクゾクと期待感を煽られ、沸々と燃え上がる熱情型でありながらも憂いを帯びた歌声が魅力のブライアン・ロスが煮え切らないメロを歌い上げ、まずは悶絶、そしてソロパートで目をつむりうっとりと①からまさに往年のサタンサウンドを味わえるのです。勿論1stリリース30周年ともいうことがあり、狙ってたんでしょうがノスタルジーなんてものでは終わらないホンマもんのサウンドを前にして、コイツは久々に本意気で耳を傾けざる終えない環境を体感させられるとは凄まじい出来栄えです。なつかしいNWOBHMの音をリアルに体感させてくれるだけではない今の時代に放つ入魂の一枚、是非とも多くの人に聴いて欲しいと激しく思いましたね。煮え切らないメロディと大げさすぎないドラマ性を生かした演出の妙味、適度な重さの中に張りつめられた緊張感がアングラ臭と鋭利なリフワークを伴いジリジリと焦燥感を煽りサタンワールドへと誘っていく様は圧巻の一言(一曲の中にギュッと詰め込んだ拘りの展開が延々と続くような様がポイント)上記のお二人に付け足すコメントもなく捨て曲なしの名盤と断言するだけですが、1st,2ndと順序立てて今作を聴くと、また見えてくる景色が変わってくるのが個人的な楽しみの一つ、今さらサタンなどと思わずに聴いて欲しいHM/HR史上に輝く名盤の一つとなるでしょうね。



4. てかぷりお ★★★ (2014-11-01 11:59:28)

2013年作
ぶっちゃけ、Court In The Actは音質が悪すぎてあまりのめり込めないものがあるけれど、こちらは違いますね 音質の悪さもNWOBHMには重要な要素ってことで、この作品は良すぎず悪すぎず、適度な質感 聴いてると落ち着く心地よさです
内容も充実してます やや鬱々とした雰囲気をまとい、鋭いツインリードを交えスピーディーに駆け抜けていくようなSATANのヘヴィメタルが存分に楽しめる作品だと思います SATANを聴くならCourt In The Actよりこっちから聴いた方がいいんじゃないの?ってくらい
2013年にもなってこのような正統派ヘヴィメタルが生み出されることを嬉しく思うよ ほんとに しかも生で見れるなんてね!




5. 正直者 ★★★ (2021-05-08 15:38:06)

これはいいね!素晴らしいよ。手放しで褒め千切れる、音が深いのよ。英国らしい愁いのあるメロディをタップリと含んだ攻撃的なツインギター、小気味の良いリフはNWOBHMの伝統を完全に引き継いでいる。なによりメロディの良さに息を飲む。そして強力な楽曲はどれもがドラマティックに展開され荒涼たるサタンワールドに導いている。独特の暗く湿った音色も不気味に鳴りサタンというバンド名から派生したイメージを増幅させている。久しぶりのアルバムだったが驚くほど完成度も高く素直に驚かされた。B級メタルとしては完璧だ。


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