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SACRED RITE (1984年)
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SACRED RITE
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解説 - SACRED RITE
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コメント・評価

Recent 50 Comments



1. 失恋船長 ★★★ (2011-08-29 03:20:56)

神聖な儀式と言うバンド名が大げさですね。ハワイはホノルル出身のバンドが出しているサウンドはメイデンなどを想起させる正統派ど真ん中のHM/HRスタイルに驚かせれます。全然陽気じゃないもんね。時代背景もありますが音質は醜いし拝借フレーズもチラホラ見えますがメロディを大切にした聞かせるアレンジは見事だしUS産とは思えない湿り気と硬質なサウンドは十分に引きつけるものがあり、煮え切らないサウンドが一山いくつのB級メタルバンドとしての烙印を押した感じもありますが、今作の持つシャープな質感と叙情性を加味したサウンドはヨーロピアンスタイルのHM/HRを好む方なら琴線に触れるでしょう。音質の酷さなどもろともしない迸るエナジーにメタル愛を存分に刺激していきます。いまではベスト盤形式でCD化もされています。正統派マニアなら是非とも体験して欲しいスタイルですね(メロディが駆け上がる①なんてグッときますよ)。モロなパクリもオマージュとして聞き流し楽しめるかは嗜好の問題ですが僕は好きですよ



2. 火薬バカ一代 ★★★ (2017-03-27 23:12:35)

ハワイのHR/HMシーンを語る上で、マーティ・フリードマンやゲイリー・セント・ピアーが在籍していたHAWAIIと共に欠かすことの出来ない存在だったのが、ホノルル出身のこのSACRED RITE。本作は彼らが’85年に自主製作した1stアルバム。後にAXE KILLER RECORDSとのディストリビュートを得て出し直されるのですが、その際にはジャケット・デザインが変更されていて、これが鼻水吹くぐらい酷い代物。名曲“WINGS OF PEGAZUS”をイメージしたイラストを胸ワクで期待していたメンバーが、レーベルが用意したアレを見てしまった時の絶望感と来たら想像するだけで落涙を禁じ得ませんて。
しかし内容の素晴らしさは、ジャケットの酷さとは天と地ほどの開きが有りますよ。ドライヴしまくるピーター・クレーンの音数多めのBプレイを中心に、テクニカルに羽ばたくツインG、伸びやかな歌声で憂いを湛えたメロディを力強く歌い上げるVoとが、スリリングに絡み合いながら疾走するサウンドは、まだ十代の若きメンバー達が作ったとは俄かに信じ難いクオリティです。当時「ハワイのIRON MAIDEN」なんて異名を取ったのは、(音楽性の類似と共に)実力の高さも評価されたからこそかと。
最悪なのはジャケだけでなく音質も同様なれど、まさに天翔る白馬の如く疾走するOPナンバー①、勇壮にギャロップする④、各楽器の見せ場を盛り込みつつ次々に展開していく⑤、楽器陣のテクニカリティのみならずVoの上手さも際立つ劇的な⑥、弾き倒すGと共に突っ走ってラストを〆る⑦といった楽曲が放つ輝きがくすむことはありません。
IRON MAIDENは勿論、CRIMSON GLORYやLEATHERWOLF好きにもお薦めな1枚。



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